内閣府が行った世論調査によると、がんの治療を受けながら働くことは困難と考える人が53.5%に上った。調査方法が2年前の対面調査から郵送に変わったため単純比較はできないが、前回は45.4%だったから8.1ポイント「両立困難」が高まる結果となった。
調査では、がん治療や検査のために2週間に1回程度、通院しながら働き続けられる環境か、聞いた。この質問への回答で、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」を合わせたもの。新型コロナウイルスの後遺症やリモートワークスなどの影響も考えられるが、会社の理解が不足していると感じる人も少なくないようだ。