米国の調査会社IDCのまとめによると、2023年の世界パソコン出荷台数(速報値)は、前年比13.9%減の2億5,950万台だったと発表した。減少は2年連続。メーカー別ではシェア1位の中国レノボ・グループが前年比13.2%減の5,900万台、2位の米国HPが同4.3%減の5,290万台だった。
パソコン市場は長期的に縮小傾向にあったが、新型コロナウイルス禍による”巣ごもり需要”で一時的に需要が盛り上がり、2020年には6年ぶりの3億台を上回り、2021年には前年比15.1%増えた。その結果、2022年には反動減も加わって大幅に落ち込んでいる。