ロシア各地で収監先の刑務所で2月16日死亡した反政府指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を追悼する動きが続いている。独立系人権団体「OVDインフォ」によると、18日までにモスクワ、サンクトペテルブルクなど国内30以上の都市で約400人以上が拘束された。
大統領選を控え、80%以上の信任を得て態勢を盤石なものにしたいとするプーチン氏の思惑が、こうした対応に表れているのか。じっくり追悼者らの行動を眺めていてもいいように思うが、そんな余裕はまったくないらしい。中には献花しただけで即、拘束という例もあるというから、過剰反応・過剰防衛というほかない。