JAXA 月探査機SLIM 観測カメラは正常作動せず 再び休眠

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は3月1日夜、2月25日に再起動した月無人探査機「SLIM(スリム)」に搭載する観測カメラが正常に作動しなかったことを明らかにした。スリムは29日、月の岩石の観測に臨み、カメラは起動したが、極寒の月の夜を乗り越えた影響があったためか不具合があり、観測できなかったという。
機体は3月1日午前3時すぎに着陸地点が日没を迎え、太陽電池が発電しなくなったため、再び休眠状態に入っており、太陽電池の発電が見込める3月下旬に再び運用を試みる予定。