東日本大震災の震災域12年ぶり掘削調査 日米欧豪チーム

海洋研究開発機構を中心とする日米欧豪の国際研究チームは今年9月、2011年3月11日、東日本大震災を起こした震源域付近で大規模な掘削調査を実施する。13年前にプレート境界が大きくズレ動いた宮城県沖の海底を掘り進め、ズレた境界面を含む地層の岩石などを採取する。掘削調査は堺最高レベルの掘削能力を持つ日本の地球深部探査船「ちきゅう」(全長210m、重さ5万6,752トン)によって行われる。巨大津波の発生メカニズムの解明を目指している。