3月の求人倍率1.28倍16カ月ぶり上昇, 失業率は同率2.6%

厚生労働省は4月30日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍で前月から0.02ポイント上昇した。上昇は16カ月ぶり。春闘の賃上げ交渉で昨年を上回る引き上げ増で妥結した企業が増えたことで、今後の賃上げを期待して転職に慎重になる動きがあり、求職者が減少したことが影響した。一方、総務省が同日発表した3月の完全失業率は前月と同率の2.6%だった。