首相官邸で9月10日、岸田首相、関係閣僚のほか大阪府の吉村知事等が出席して2025年大阪・関西万博の準備状況を話し合う会議が開かれ、万博会場に隣接して建設が予定されているIR(統合型リゾート施設)建設工事について、万博の開催期間中の騒音などへの懸念から一部の工事を延期するなどの対応をとることが報告された。
IR工事の具体的な対応策は①杭の工事をおよそ2カ月間延期することで、重機の稼働台数や工事に伴う騒音のピークを万博の閉幕後にずらす②騒音の少ない工法を採用したり、防音シートを設置する③会場における渋滞の発生を防ぐため、工事車両の台数の削減を進めるーなどとしている。