首相譲らず「企業献金は不適切でない」他は野党と協調路線

石破首相は12月2日、衆院本会議で所信表明演説に対する各党の代表質問に答えた。首相は政治資金規正法の再改正を巡り、立憲民主党などが禁止を主張する企業・団体献金について、「自民党としては不適切だとは考えていない」と述べた。国会論戦は10月の衆院選で与党が過半数割れになってから初めてだが、「企業・団体献金の廃止だけはのめない」との姿勢は堅持、譲らなかった。ただ、経済対策、安全保障分野など他の改革を巡る諸課題では野党と協調する姿勢を鮮明にした。