EU首脳「再軍備計画」推進で大筋合意 財政ルール緩和

欧州連合(EU)は3月6日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた特別首脳会議で「再軍備計画」を推進することで大筋合意した。国防予算積み増しを可能にするため、各国の財政規律に関するルールを緩和するほか、1,500億ユーロ(約24兆円)の資金供給の枠組みを創設する。
EUのフォンデアライエン欧州委員長は首脳会議後の会見で、資金供給枠組みや財政ルール緩和などを通じ、防衛強化のために総額8,000億ユーロの資金確保を目指すと説明。トランプ米政権が欧州に求める抜本的な防衛増強に応える姿勢を示した。