2月の実質賃金1.2%減 2カ月連続マイナス 物価上昇で

厚生労働省の2月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上事業所)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比1.2%減少した。減少は2カ月連続。物価上昇に賃金の伸びが追い付かない状況が、依然として続いている。
名目賃金を示す1人あたりの現金給与総額は28万9,562円で伸び率は3.1%だった。実施賃金の計算に用いる消費者物価指数の上昇率は4.3%で、名目賃金の伸び率を上回った。