8月倒産11%増の805件, 12年ぶり高水準 9割が中小企業

東京商工リサーチのまとめによると、8月の企業倒産(負債額1,000万円以上)は前年同月比11%増の805件に上った。8月としては12年ぶりの高水準となった。人手不足で人員確保のため実施した賃上げ圧力が高まり重荷になったことなどが背景にある。今後もこの基調に加え、トランプ米政権による高関税の影響で倒産件数が上振れする可能性がある。
規模別にみると、中小・零細企業の倒産が目立った。従業員10人未満の倒産が722件と全体の9割を占めた。負債総額は13%増の1,143億円だった。