トランプ氏 割譲から一転 ロシアから”全領土奪還できる”

トランプ米大統領は9月23日、膠着状態にあるウクライナ・ロシア和平交渉を巡り、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)の支援があれば、ウクライナがロシアから全領土を奪還できると表明した。トランプ氏はこれまで和平合意に向け、ウクライナに対し一部領土のロシアへの割譲を迫ってきた。今回態度を一転し、プーチン政権との対話に軸足を置いてきた対ロシア政策で今後、和平交渉を前に進める意思が全く見えないロシアに対し、圧力を強める姿勢を鮮明にした。