大阪・関西万博に出展するドイツが4月10日、会場の夢洲でパビリオンの起工式を行った。ドイツ政府関係者、大阪府の吉村知事、BIE(博覧会国際事務局)のケルケンツェス事務局長らが出席し、工事の安全と成功を祈った。
ドイツパビリオンのメインテーマは「循環経済」で、パビリオンそのものが「わ!ドイツ」と名付けられている。建物は7つの円筒状の木造建築が連なる構造で、水や植物など自然の環境について学べる展示や、ドイツで生産される循環型製品が展示される予定。
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万博開幕まで1年を前に「大屋根リング」建設現場公開
2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博までまもなく1年となるのを前に4月8日、会場のシンボルと位置付けられている巨大な木造建築物「大屋根リング」の建設現場が、報道陣に公開された。運営主体の博覧会協会幹部は全体の8割程度が完成し、今年9月下旬にはリング型につながり、工事が順調に進んでいることを強調した。屋上では幅およそ8mの歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになるという。
大屋根リングは1周およそ2km、高さは最大20mで、完成すれば世界最大級の木造建築物となり、会場のコンセプトの「多様でありながら、ひとつ」を表現するシンボルとして建設されている。大屋根リングを巡っては344億円の建設費について「高すぎる」といった声があがっているほか、万博閉幕後の活用方法などの課題が出てきている。
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熱帯魚飼育の水槽から国内2例目の珍しい”まりも” 神奈川
国立科学博物館によると、多摩川の河原で拾った石を飼育している熱帯魚の水槽に入れたら、しばらくして”まりも”が現れたことが分かった。同博物館が遺伝情報などを調べた結果、これまで国内で1例しか報告例がない、国内2例目の「モトスマリモ」と確認された。
神奈川県内に住む男性が3年前、多摩川の河原で拾った石を飼育している熱帯魚の水槽に入れたところ、しばらくしてまりもが現れ、石の表面に付着した藻が丸くなりだし、昨年末に数が増えだしてきたという。
まりもには、最もよく知られている北海道の阿寒湖などに生息する「マリモ」、富山県などで確認されている「タテヤママリモ」、一昨年山梨県で発見された「モトスマリモ」の3種があるとされる。