JICA カンボジア第二期上水道拡張事業に63億円の円借款

国際協力機構(JICA)は10月21日、カンボジアの首都プノンペンで同国政府との間で、同国第3の都市シェムリアップ市の上水道拡張事業(第二期)を対象として63億3,600万円を限度とする円借款貸し付け契約に調印したと発表した。これはアンコールワット遺跡群を擁し、観光客の急速な増加と都市化が進むシェムリアップ市の取水施設、浄水場、配水管等からなる上水道設備の整備を行い、安全かつ安定的な上水道サービスの普及を図るもの。これにより、同市の生活環境の改善、観光産業の振興に寄与する。同事業に対して、第一期の円借款71億6,100万円を供与済み。

脱炭素へ日越両政府が二国間クレジット制度延長で覚書

日本とベトナム両政府は10月14日、温室効果ガス削減に取り組む「二国間クレジット制度(JCM)」の協力を延長する覚書を交わした。カーボンニュートラルに向けた協力の一環。JCMは2013年にベトナムで実施開始されて以来、現在までに39件の案件を採択し、ベトナムにおける脱炭素技術・インフラの推進と、温室効果ガス削減に寄与してきている。

ミャンマー国軍トップ招かず ASEAN首脳会議 約束不履行で

東南アジア諸国連合(ASEAN)は10月26日から3日間開く首脳会議と関連会議に、ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官を招かない方針を固めた。オンライン形式で開いた15日の緊急外相会議で最終調整した。
ミャンマーを除くASEAN9カ国は4月、国軍側に特使の受け入れ、市民への暴力停止など5点を求めたが、多くが守られていないと判断。今回の会合では排除することを決めた。

日本 アフガンに21年中に220億円支援 G20で首相が表明

日本政府はアフガニスタンの人道危機に対応するため、2021年中に総額2億ドル(約220億円)の支援を行う。これは10月12日、アフガニスタン情勢について、オンラインで開かれた主要20カ国・地域(G20)の首脳レベルの臨時会合で岸田文雄首相が表明したもの。
首相就任後初の国際会議への参加となった岸田氏は、アフガニスタンに対し6,500万ドル(約71億円)規模の新規分を含め、2021年中に総額2億ドルの支援を行う考えを表明。「タリバンがテロ組織との関係を断ち切ることが不可欠」との認識を示した。

「メタン」30%削減公約 30カ国・地域突破 日本も賛同 

米国と欧州連合(EU)が主導する温室効果ガスの一種「メタン」の排出量を、2020年比で少なくとも30%削減する取り組みについて、10月11日オンライン形式で開かれた閣僚級会合で、今回新たに日本を含む24カ国が加わり、メタン削減を公約した国・地域は30を超えた。
温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」が掲げる温室効果ガス削減目標を達成するには、「メタン対策が近道」と訴え、10月末から始まる国際気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向けて協調を促した。

日本 カンボジアに63億円余の円借款と16億円の無償資金協力

日本政府は10月11日、カンボジア政府との間で生活の質向上・産業振興のための63億3,600万円の円借款供与、およびデジタル分野推進のためなど計5件で合わせて16億円の無償資金協力すると発表した。
円借款の対象は「シェムリアップ上下水道拡張計画(第二期)」で、無償資金協力の内訳はデジタル分野推進に2件で7億5,000万円、材料試験機器の供与に2億5,000万円、職業訓練機器の供与に4億円、地雷原調査機器の供与に2億円。
シェムリアップ市の人口は近年急速に増加しているが、同市の給水率は25%程度にとどまり、深刻な水不足が発生している。このため同市における上水道設備の拡張を支援し安全かつ安定的な上水道事業の普及を図るもの。

法人税最低税率15% 国際課税ルールに136カ国・地域が合意

日本をはじめOECD(経済協力開発機構)の加盟国を中心とした136の国と地域は10月8日、オンライン会合を開き、法人税の最低税率を15%に定めたり、「GAFA」に代表される巨大グローバル企業に適切に課税できるようにする新たな国際ルールについて、最終合意に達したと発表した。合意内容は、一部を除いて2023年に実施することを目標としている。
これにより、企業誘致を目的とした法人税の引き下げ競争に歯止めをかけ、100年前に整備された現在の国際課税ルールが転換され、課税逃れを防ぐために15%の最低税率が導入されることになる。

燃料アンモニアで国際連携 40年代に火力発電実現目標

経済産業省は10月6日、燃焼しても二酸化炭素(CO2)を排出しない燃料用アンモニアの利用拡大に向けて、官民で話し合う国際会議を初めて開いた。この初会合にはインドネシアやノルウェー、サウジアラビア、オーストラリアなどの閣僚や企業が参加した。
日本はアンモニアだけを用いる火力発電を2040年代に実現する目標を表明した。現在は石炭火力にアンモニアを混ぜてCO2排出量を抑える「混焼」の段階。これを2030年までにアンモニアのみを燃やす「専焼」に必要な技術を開発し、40年代の実用化を目指す。このほか、アンモニアを石炭に代わる脱炭素燃料として活用するため、供給網の構築を進める。
会議では、国際エネルギー機関がアンモニア発電についてまとめた分析を報告した。

ジェトロ 外国人留学生「オンライン合同企業説明会」10/4~

日本貿易振興機構(ジェトロ)は、コロナ禍においても高度外国人人材を活用し、海外ビジネスの拡大を期する中堅・中小企業を支援するため、文部科学省、厚生労働省の共催を得て、「ジェトロオンライン合同企業説明会 2021秋」を10月4日より5日間開催する。国内最大級の規模となる企業と留学生等の高度外国人人材との出会いの場を提供する。
これには37都道府県120社の企業が参加する。10月4日から8日までの5日間の開催期間中、毎日25社の会社説明会のライブ配信を行い、日本全国の大学・大学院等の教育機関、外国人雇用サービスセンターとの連携により、留学生等1,500名程度の参加を見込んでいる。参加申込企業の内訳は、製造業が51%、EC・卸売業・小売業が17%、技術・サービス業が11%、建設業、情報通信業がそれぞれ約9%となっている。募集職種は技術職が59%に上っている。