8月の派遣時給 三大都市圏で4.3%上昇し1,680円, いぜん強含み

人材サービス大手のエン・ジャパンのまとめによると、8月の派遣社員の募集時平均時給は三大都市圏(関東・東海・関西)で、前年同月比70円(4.3%)高の1,686円となった。求人は経験者やスキルを持つ人材を中心に活発で、人材確保の動きが熱を帯びている。契約更新の時期に差し掛かる9月末を前に、時給はいぜん強含みの情勢だ。

浦和の24年度天皇杯参加資格剥奪 JFA サポーターの暴力行為で処分

サッカーJリーグの浦和が2024年度の天皇杯全日本選手権の参加資格を剥奪された。日本サッカー協会(JFA)の規律委員会が9月19日付で科した処分。浦和の70人以上のサポーターが、名古屋に0−3で敗れた8月2日の天皇杯4回戦の試合終了後、フィールドに乱入。相手サポーターや警備運営スタッフを威嚇するとともに、器物を損壊するなど大きな混乱行為をはたらいたため。

オリックス パ・リーグ3連覇 関西勢59年ぶりセ・パ ダブルV

プロ野球オリックスは9月20日、本拠地の京セラドーム大阪での2位ロッテとの直接対決に6−2で逆転勝ちし、3年連続15度目(阪急時代の10度を含む)の優勝を果たした。球団のパ・リーグ3連覇は阪急時代の1975〜1978年に4連覇して以来。
セ・リーグはすでに阪神が制しており、関西勢の両リーグ制覇は1964年の阪神と南海(現ソフトバンク)以来59年ぶり。

8月の訪日外客数215万6,900人 2019年同月の85.6%に回復

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、8月の訪日外客数は2019年8月比85.6%の215万6,900人だった。回復率で前月を上回り、新型コロナウイルス禍後、初めて8割を超えた。主要地域の動向をみると、23市場中、13市場で2019年8月の訪日外客数を上回っている。香港、インドネシア、フィリピン、米国、カナダなどで増加している。インバウンド需要の回復が鮮明になってきた。

OECD 世界の24年成長率2.7%に下方修正 中国の減速など響く

経済協力開発機構(OECD)は9月19日、2024年の世界経済成長率が0.2ポイント低下し、2.7%に減速するとの見通しを示した。中国の不動産市場の構造問題が響くと指摘。これに伴い、中国経済が急減速するシナリオでは、世界の成長率が最大1ポイント超、下押しすると試算している。

ASEAN 9/19 南シナ海で初の合同演習開始 対中国で結束

東南アジア諸国連合(ASEAN)の各国軍は9月19日、南シナ海でASEANの枠組みとして初めてとなる合同演習を開始した。「ASEAN連帯演習」と名付け、23日まで続ける。南シナ海で一方的に軍事拠点化を進める中国に対する、ASEANの組織の結束を示す。2023年のASEAN議長国のインドネシアが開催を主導した。

23年地価回復 地方圏も 全用途平均1.0%上昇 2年連続のプラスに

国土交通省は9月19日、2023年の基準地価を公表した。住宅地や商業地など全用途の全国平均が前年比1.0%上がり、2年連続のプラスだった。これは全国2万1,381地点の地価動向を調べたもの。
住宅地の全国平均は前年比0.7%伸びた。商業地は1.5%上がり、いずれも2年連続の上昇となった。地方圏も全用途平均、住宅地、商業地がそれぞれプラスに転じた。
三大都市圏の全用途平均は2019年の2.1%から2.7%に伸び率が拡大。地方圏は2029年のマイナス0.3%からプラス0.3%まで戻した。とくに住宅地は31年ぶりにプラスとなった。

大谷翔平が右肘じん帯手術 24年は打者専念 25年二刀流復帰

米大リーグ・エンゼルスは9月19日(日本時間20日)、大谷翔平投手(29)がロサンゼルス市内のカーラン・ジョーブ・クリニックで右肘じん帯の手術を受けたと発表した。執刀医は前回の手術(通称トミー・ジョン手術)と同じニール・エルトラッシュ医師。同医師は大谷について「完全な回復を期待している。2024年の開幕に制限なく打撃を行う準備ができており、2025年には投打両方でプレーすることができる」と太鼓判を押した。