海洋研究開発機構を中心とする日米欧豪の国際研究チームは今年9月、2011年3月11日、東日本大震災を起こした震源域付近で大規模な掘削調査を実施する。13年前にプレート境界が大きくズレ動いた宮城県沖の海底を掘り進め、ズレた境界面を含む地層の岩石などを採取する。掘削調査は堺最高レベルの掘削能力を持つ日本の地球深部探査船「ちきゅう」(全長210m、重さ5万6,752トン)によって行われる。巨大津波の発生メカニズムの解明を目指している。
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今なお2万9,000人余が避難 東日本大震災13年 復興途上
戦後最悪の自然災害となった東日本大震災から3月11日で13年となった。警察庁によると、震災関連死を含めた死者・行方不明者は2万2,222人、福島第1原発事故で故郷を追われた人たちを含め、他府県に居宅を移さざるを得なかった避難者は今なお2万9,328人に上る。このうち、福島県民が約9割を占めている。どれだけ帰郷を望んでも原発による汚染地域に指定されているエリア出身者にとっては、13年の月日は余りにも長い、そして叶わない希望だった。
主要エリアは街の形が変わり、徐々に賑わいも取り戻しつつある。だが、地域に居住する人たちが真に根を下ろし、なりわいを含め地域コミュニティが再構築されるのはまだまだ途上だ。