大阪・関西万博に出展するタイは3月13日、保健省のチョンナン・シーケオ大臣などの出席のもと、大阪市内でパビリオンの概要を発表した。テーマは「免疫力」。
タイの伝統行事や食文化、生活様式から生まれた医療や公衆衛生の進化の過程などを紹介する。館内では、免疫力を高める食品の試食もできるようにするという。パビリオンは特徴的な形の木造の屋根が設けられ、建物の前には繁栄と長寿の象徴でもある木製のゾウのモニュメントが置かれる。
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今なお2万9,000人余が避難 東日本大震災13年 復興途上
戦後最悪の自然災害となった東日本大震災から3月11日で13年となった。警察庁によると、震災関連死を含めた死者・行方不明者は2万2,222人、福島第1原発事故で故郷を追われた人たちを含め、他府県に居宅を移さざるを得なかった避難者は今なお2万9,328人に上る。このうち、福島県民が約9割を占めている。どれだけ帰郷を望んでも原発による汚染地域に指定されているエリア出身者にとっては、13年の月日は余りにも長い、そして叶わない希望だった。
主要エリアは街の形が変わり、徐々に賑わいも取り戻しつつある。だが、地域に居住する人たちが真に根を下ろし、なりわいを含め地域コミュニティが再構築されるのはまだまだ途上だ。