岸田首相は1月4日、能登半島地震への対応に関して、石川県庁に各府省の審議官級の幹部を派遣「県庁に”ミニ霞が関”をつくる。現地のニーズをしっかり把握できるし、判断も的確・迅速にできる」との考え方を明らかにした。BS番組内で語った。また、被災した市町にも自治体に出向して副市長などを務めた経験がある国の職員らを送ると言明した。
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能登半島地震の震源域は150km ケタ違いの断層のズレ
地震専門家らによると、石川県能登半島地震のエネルギーは近年群発していた地震を大幅に上回る規模だったことが分かった。この最大の要因は、ケタ違いに広い範囲での断層のズレによるもので、気象庁によると、今回ズレた断層は能登半島西端から新潟県・佐渡島近くの日本海まで、長さ150kmに及んでいる可能性がある。
今回のマグニチュード(M)7.6の地震は、エネルギー量としてはM7.3だった阪神・淡路大震災(1995年)や熊本地震の本震(2016年)よりも数倍大きい。北海道南西沖地震(1993年、M7.8)や日本海中部地震(1983年、M7.7)に匹敵する規模だった。京都大学の西村卓也教授は「日本海側で起こる地震としては最大級に近い」という。