岸田首相は1月15日、能登半島地震への対応について「2次避難の促進と、インフラの復旧や仮設住宅の建設の見通しを示すことに、これからとくに力を入れていきたい」と語った。「インフラ整備にかなり時間が必要なことを考えると、被災者の方々の命や健康を守る観点から、2次避難により一層力を入れていかなかればならない」と強調。その際、「安心して2次避難してもらうためにも、(インフラの復旧や仮設住宅の建設の)将来の見通しをしっかり示していくことが重要」と述べた。
タイ政府 日本へボランティア派遣 山梨・北杜市で任命式
タイ政府は、海外からの観光客の誘致を進める日本の自治体を支援しようと、タイ人の若者をボランティアとして派遣する取り組みを本格的に始め1月15日、受け入れ先となる山梨県北杜市役所で任命式が行われた。ボランティアを派遣するのはタイ外務省国際協力機構で、日本のJICA(国際協力機構)が実施する海外協力隊をモデルにつくられた国際協力枠組みを活用する。
任命式ではタイ人のアンチャリーポン・パリサウォンさん(30)に、上村英司市長から任命書が手渡された。派遣期間は1年間で、観光コーディネーターとして北杜市の魅力をSNSで発信したり、タイ国内の観光イベントでPRしたりするなど、タイ人観光客の誘致に取り組むという。北杜市観光課では「タイ人目線での情報発信で、市の認知度が向上することを願っている」と話している。