大阪IR 事業者の最終判断期限 9月末まで延期 大阪府・市

大阪府・市は7月14日、人工島・夢洲(ゆめしま)で開業を目指すカジノを含む統合型リゾート(IR)を巡り、事業者がIRを開業するかどうか最終判断し、正式に大阪府・市に伝える期限について、9月末まで延長したと発表した。本来の期限は13日だった。府・市とIR事業の運営を担う「大阪IR株式会社」が13日に延長の覚書を締結した。今回の期限延長について、IRの開業年や工期が決まっておらず、府・市、大阪IRの三者がさらに話し合う必要があるためと説明している。

6月三大都市圏 アルバイト・パート時給2.8%高 夏のイベント需要

リクルートのまとめによると、三大都市圏(東京、名古屋、大阪)の6月のアルバイト・パート募集時平均時給は、前年同月比31円(2.8%)高の1,158円だった。これは2022年12月と並ぶ過去最高水準。新型コロナウイルスによる規制がすべて解禁され、全国的に夏の風物詩となる各地の催事・イベントが、制約なしに開催されることを受け、関連の幅広いアルバイト求人があったため。

和歌山・熊野那智大社で「那智の扇祭り」大たいまつ掲げ練り歩く

和歌山県那智勝浦町の世界遺産、熊野那智大社で7月14日、氏子らが大きなたいまつを持って練り歩く「那智の扇祭り」が行われた。この祭りは、熊野那智大社に祀られている神々が、扇が付いた神輿に乗ってご神体の那智の滝に帰るとされる神事。
「那智の火祭り」とも呼ばれる祭りでは重さ50kgもある、檜の大きなたいまつを、白装束に身を包んだ氏子たちが担ぎ上げ、掛け声を上げながら滝に向かう参道を練り歩いた。

先進国で際立つ50歳日本女性の「生涯無子率」27%

日本の子どもの年間出生者数が80万人割れとなり、少子化の加速が指摘される中、生涯にわたって子供を持たない人が増加していることが分かった。50歳時点で子どもがいない女性の割合を指す「生涯無子率」が、他の先進国に比べてその高さが際立っている。
経済協力開発機構(OECD)のまとめによると、2020年に50歳を迎えた日本女性の生涯無子率は実に27%に達している。日本の50代女性の4人に1人以上が該当する。2番目に高いフィンランドでも20.7%で、スウェーデンは12.2%、米国は11.9%だ。
こうした状況を裏付けるのが「生涯未婚率」の上昇だろう。これは50歳の男女のうち、一度も結婚したことがない人の割合。1990年は男性が5.6%、女性は4.3%だったが、2020年は男性が28.3%、女性が17.8%に上昇している。この30年で男性が20ポイント以上、女性も10ポイント以上高まっているのだ。

EU 日本産食品の輸入規制8月めどに撤廃 正式発表 加盟27カ国

欧州連合(EU])は7月13日、日本産食品に課している輸入規制を完全に撤廃すると正式に発表した。加盟27カ国が福島県産の水産物などを対象に続けてきた規制が8月めどになくなる。ベルギー訪問中の岸田文雄首相が同日、EUのミシェル大統領、フォンデアライエン欧州委員長と会談して、EUの方針を確かめた。

「強制性交罪」から「不同意性交罪」へ改正刑法 7/13施行

「強制性交罪」の罪名を「不同意性交罪」に変え、同意がない性行為は犯罪になり得ることを明確にした改正刑法が7月13日施行された。同法に基づく犯罪成立の要件として、これまでの「暴行や脅迫」に加え、「アルコールや薬物摂取」「同意しない意思を表すいとまを与えない」「恐怖・驚愕させる」など、具体的に8つの行為を示している。また、時効が現行より5年延長される。
このほか、性行為への同意を判断できるとみなす年齢が現在の「13歳以上」から「16歳以上」に引き上げられ、同年代同士を除き、16歳未満との性行為は処罰されることになる。

盗撮被害急増 22年5,737件を摘発 被害抑制へ7/13新法施行

警察庁によると、盗撮の摘発件数は2022年に5,737件に上り、2012年から約2.4倍に急増した。統計が残る中で最多を更新し続けている。いずれもスマートフォンの高性能カメラを悪用するケースが目立つ。こうした状況を受けて取締強化に向け、性的な部位の盗撮行為を禁じる新法「性的姿態撮影処罰法」が7月13日施行された。
ただ、まだこの新法の周知化が極めて不十分で、被害の抑止とするには若者への啓発が欠かせず、大きなカギとなる。

米国で熱波深刻 9,600万人に猛暑警報 セ氏46〜47度の予報も

世界の平均気温が連日、過去最高を更新する中、米国でも深刻な熱波が広がっている。米海洋大気局(NOAA)によると、7月11日時点でおよそ9,572万8,922人が猛暑警報の対象となっており、警報は米南西部に集中している。16日にかけ西部アリゾナ州では最高気温がセ氏47.2度、ネバダ州では46.7度に達するとの予報が出ており、最も警戒レベルの高い警報が発令された。NOAAは声明で15〜16日にかけ「強烈で非情に危険な」熱波が米南西部を中心に広がり、「局所的に観測史上最高の気温を記録する可能性がある」と警告している。日本経済新聞が報じた。

劣悪!日本の最低賃金の伸び OECD平均の3分の1に届かず

経済協力開発機構(OECD)が7月11日発表した2023年の雇用見通しによると、日本の最低賃金の伸び率が名目・実質ともに平均値の3分の1にとどまり、日本の最低賃金の伸びが世界に比べ大幅に見劣りすることが分かった。政府が掲げる全国加重平均1,000円を達成できても、海外とは依然としてさがある。
OECDが最低賃金制度を持つ30カ国のデータを集計した。日本は2020年12月から2023年5月の伸び率が名目6.5%増、物価変動を考慮した実質で0.7%増だった。これにひきかえ、米国、英国、ドイツは16〜28%伸びている。米国を除く29カ国の平均では名目29.0%増、実質2.3%増で、日本はいずれも平均の3分の1にも届いていない。

根室 花咲港で特産”花咲ガニ”初水揚げ始まる 初日は5トン余

北海道根室市で特産の花咲ガニの漁が始まり7月11日朝、初水揚げが行われた。根室市花咲港での11日の水揚げは5トン余りで、初日としては昨年より多かった。入札では最も高いもので1キロ当たり3,300円と、昨年とほぼ同価格で取り引きされた。
近年、根室市での30年前のピーク時の5分の1程度に落ち込んでいることから、漁獲量をオスは7割、メスは5割に抑えることにしているという。花咲ガニ漁は9月20日まで行われる。