36人が死亡した2017年7月の京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判の初公判が、事件発生から4年の歳月を経て9月5日、京都地裁で開かれた。青葉真司被告(45)の「筋違いの恨みによる復讐」とする検察側に対し、弁護側は事件当時、被告は心神喪失状態にあったと主張。争点はこの判断次第で、死刑・無期懲役・無罪まで考えられる、極めて難しい裁判になる。平成以降で悲惨かつ最悪の犠牲者を出した放火殺人事件は、被告の刑事責任能力を巡って争われることになった。
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関東大震災の経済被害 全国4万社の情報分析で新たに検証へ TDB
帝国データバンク(TDB)は、100年前、1923年9月1日に発生10万5,000人余の犠牲者と、甚大な経済的損失を出した関東大震災について、同社が保有する全国4万社の企業情報・資料をもとに分析し、改めて被害検証を行うとともに、今後の災害対策に役立てることになった。
内閣府によると、関東大震災の被害は55億円以上と当時のGNPの37%に達し、2011年の東日本大震災の被害、GDPのおよそ3%と比べると、いかにダメージが大きかったかが分かる。
帝国データバンクは1912年から企業情報を収集しており、震災前年(1922年)と翌年(1924年)の全国4万社以上の企業情報が分析されないまま残されていることが分かった。そこで今回改めてこれらの詳細分析を行い、関東大震災の被害を徹底検証する。