万博 博覧会協会が大阪府内大学の団体と連携協定 学生参画促す

25年大阪・関西万博で、大学生がボランティアなどとして積極的に関わることができるよう実施主体の博覧会協会と、大阪府内の40大学でつくる団体「大学コンソーシアム大阪」が8月23日、連携協定を結んだ。
両者は万博に関連するイベントについて情報発信し、学生がボランティアやアルバイトとして積極的に参加するよう呼び掛ける。また、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が学園祭に参加して機運を高めるなど相互に連携を進めていくとしている。このほか、大学コンソシアム大阪はボランティアとしての参加を、大学に単位として認定してもらうことも検討しており、今後政府や各大学と調整していくことにしている。

令和6年度概算要求 3年連続で110兆円超 防衛費, 国債費増加で

8月末に締め切られる令和6年度の国の概算要求は、防衛力強化に伴う防衛費の増加や、最近の長期金利の上昇で国債の利払い費が増えることなども反映し、各省庁からの要求総額は一般会計で3年連続で110兆円を超える見通しとなった。
このうち防衛費は今年度予算の6兆7,880億円から大幅な増加が見込まれている。財務省は「国債費」について、今年度の予算を2兆8,900億円上回る28兆1,400億円を要望する。厚生労働省は高齢化に伴う社会保障費の増加を踏まえて、今年度の予算より5,900億円多い、およそ33兆7,300億円を要求する方針。

英科学者らが見解 原発処理水の海洋放出「問題ない」

英サイエンス・メディア・センターは8月23日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出をめぐる科学者らの見解を公表した。論旨は、環境や人体へのリスクはほとんどなく、問題ないとする主張。端的には「太平洋に放出されたトリチウムは希釈され、すぐに通常の海水と見分けがつかない放射能レベルになる」と指摘している。

原発処理水の海洋放出開始 今年度は3万1,200㌧を4回に分けて放出

東京電力福島第1原子力発電所は8月24日午後1時3分、予定通り原発処理水の海への放出を開始した。トリチウムの濃度が1リットルあたり1,500ベクレル以下と想定通りに薄められたことが確認されたこと、気象条件に問題がなかったことから、海水移送ポンプを起動して処理水の放出を初めた。
処理水は海底トンネルを通じて原発の沖合1kmから放出される。初回となる今回は7,800トンの処理水を17日間かけて放出する予定。今年度は3万1,200トンを4回に分けて放出する計画。また、放出設備が故障したり、トリチウム濃度が基準を超えたりした場合には、遮断弁を作動させ放出を止めるとしている。

慶応 107年ぶり2回目の優勝 仙台育英 連覇ならず 夏の高校野球

第105回全国高等学校野球選手権大会は8月23日、阪神甲子園球場で仙台育英(宮城)と慶応(神奈川)との間で決勝戦が行われた。試合は常に先手で攻め続けた慶応が主導権を握り、序盤の拮抗した状態から一転、5回に一挙5店を奪い8−2で制し、悲願の全国制覇を達成した。同校の優勝は107年ぶり2回目。一方、昨年夏、東北に初の優勝旗をもたらせた仙台育成の連覇はならなかった。

万博海外館 箱型で規模別4パターン提示 8月末までに申請求める

万博の海外パビリオンを巡り、実施主体の博覧会協会は長方形の箱型の、規模別に4つのパターンを当該国に提示し、8月末までに申請するよう求めていることが分かった。4パターンから選択されたそれぞれの組み立て式の建物の建設代行し、各国に外装などを委ねる方式だ。2024年3月に着工し、同年12月までに参加国側に引き渡す予定。

石川県 県政の情報発信に日本初のAI知事「デジヒロシ」起用

石川県は8月22日、人工知能(AI)が自動生成した日本初のAI知事「デジヒロシ」が、県政関連の広報コンテンツの発信サービスを始めると発表した。石川県町で同日開いた記者会見で馳浩知事がデジヒロシを初披露した。
地域情報に関する様々な原稿と動画を生成AIが作成し、馳知事に似せたアバター(分身)がSNSで毎日発信するという。若い世代への情報発信を強化し、反響を施策立案に生かすのが狙い。