米連邦準備理事会(FRB)は9月21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを決めた。記録的な高インフレの長期化を回避するための急ピッチの金融引締策だ。これは通常の3倍の利上げ幅で、6月に約27年ぶりに実施してからは3会合連続の利上げとなる。これにより、景気の悪化懸念は一段と強まるとみられる。
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8月消費者物価2.8%上昇 30年11カ月ぶりの上昇率
総務省が9月20日発表した8月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は、前年同月比2.8%上昇した。消費増税の影響を除くと1991年9月(2.8%)以来、30年11カ月ぶりの上昇率だった。資源高や円安がエネルギー関連、食品の価格を押し上げた。
エネルギー関連で16.9%、2ケタの上昇率が続いた。電気代は21.5%と7月の19.6%を上回って上昇した。都市ガスは26.4%と、1981年3月(38.4%)以来、41年5カ月ぶりの上昇率。ガソリンは6.9%の上昇率だった。
食料は4.7%上昇し、7月の4.4%を上回った。生鮮食品は8.1%(7月8.3%)、生鮮食品を除いた食料は4.1%(同3.7%)の上昇。食パンは15.0%、食用油は39.3%上がった。
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英女王の国葬に各国元首・首脳ら2,000人が参列
英国の女王エリザベス2世の国葬は9月19日、ロンドンのウエストミンスター寺院で執り行われた。英王室や政府関係者ら約2,000人が参列した。このうち約500人は天皇、皇后両陛下はじめ各国元首や首脳とその配偶者らが顔を揃え、英王室史上最長の70年にわたり在位した同女王の交際・影響力の幅広さを示した。
公式セレモニーの後、英王室のウエブサイトによると、同女王の棺(ひつぎ)は19日夜、ロンドン郊外のウインザー城に埋葬された。歴代の君主らが眠る城内のセントジョージ礼拝堂に、2021年4月、99歳で亡くなった夫のフィリップ殿下とともに納められた。同礼拝堂では埋葬前の礼拝が行われ、新国王チャールズ3世ら王室メンバーが参列した。