22年からクロマグロ漁獲枠一律15%増に 15年以降初の増枠

12月7日閉幕した太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議で、2022年から日本近海を含む中西部太平洋海域で、大型魚(30kg以上)の漁獲枠を2021年比で一律15%増やすことが正式に決まった。これにより、日本の漁獲枠は2021年より732トン増え、5,614トンと決まった。水産庁が7日発表した。
日本はこれまで4年続けて、太平洋クロマグロの資源は回復傾向にあるとして増枠を求めてきた。増枠が認められるのは現在の漁獲規制が始まった2015年以降で初めて。
一方、小型のクロマグロは現在の漁獲枠を維持するとともにキハダマグロ、メバチマグロは、現在の資源管理を2年間継続することになった。

日本 第6波に備えコロナ病床3.7万人分確保 医師・看護師も

厚生労働省は12月7日、新型コロナウイルスの感染拡大「第6波」の備えて都道府県に作成を求めていた「保健・医療提供体制確保計画」の結果を公表した。第5波ピーク時に比べて3割(約1万人)多い3万7,333人分のコロナ病床を確保した。医療がひっ迫した医療機関へ医師や看護師を他から派遣する体制も整える。全国約2,000の医療機関、約6,000人の医師や看護師が派遣に協力する。都道府県内を中心に状況によっては県をまたいだ派遣も求めていく方針。

オミクロン株 国内3例目の感染を確認 初の日本人

日本政府は12月6日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の、国内3例目の感染が確認されたと公表した。イタリアに滞在歴のある30代の日本人男性で、ドイツ・フランクフルトを経由して羽田空港に到着した。日本人の感染例は初めて。この男性は8月にワクチンの2回目接種を終えており、症状は出ていない。12月1日の入国時の検査でコロナ感染が分かり、国立感染症研究所でゲノム解析を進めていた。

インドネシア・ジャワ島スメル山で噴火 14人死亡,56人負傷

インドネシア国家防災庁などによると、インドネシア・ジャワ島東部のスメル山(海抜3,676m)が12月4日午後、噴火し、5日までに少なくとも14人が死亡、56人が重軽傷を負った。火砕流が広範囲に広がって多数の家屋が数mの堆積物で埋まっており、死傷者は増える恐れがある。避難者は約1,300人に上っている。火山灰により道路交通に影響が出ている。
国家災害対策庁や国軍は5日、ヘリや重機を現場に投入し、創作活動を本格化している。スメル山はジャワ島最高峰として知られ、これまで分かを繰り返している。また、国営アンタラ通信によると、地元災害多作当局は6日までに周辺の村で少なくとも家屋約3,000軒が火砕流の被害に遭ったと明らかにしている。

オミクロン株46カ国・地域に拡大 英国で感染急拡大 米でも

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が急速に世界に広がっている。感染者が確認されたのはすでに46カ国・地域に上っている。英国の保健当局は12月5日、同国のオミクロン株の感染事例が累計246件となり、前日より86件増えたと発表した。また、ニューヨーク・タイムズは5日、全米50州のうち17州にオミクロン株の感染事例が広がったと報じている。
変異型のゲノム情報データベース「GISAID」によると、最初にオミクロン株が確認された南アフリカの感染者数は累計228件。この結果、国別の確認件数でみると英国がすでに南アを上回り最多となっている。
オミクロン株の毒性についてはまだ不明な点が多い。欧州連合(EU)の専門機関、欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、5日までにEU域内で確認された感染事例はすべて無症状か軽症だった。死者の報告はないという。世界保健機関(WHO)も3日時点でオミクロン株の死者事例は出ていないと発表している。

米 北京五輪に外交ボイコット 週内発表へ 人権弾圧に抗議

米国政府はは12月6日、2022年2月の北京冬季五輪に選手団以外の外交使節団を派遣しない「外交的ボイコット」を行うことを発表した。米政府が懸念する新疆ウイグル自治区などでの中国の人権弾圧に抗議するのが狙い。サキ報道官が発表した。選手は通常通り参加するという。
バイデン政権は日本や欧州などの同盟国・友好国に同調を求めず、各国が個別に判断すべきだとの立場を取っている。このため、国際社会がどこまで追随するかが焦点になる。
過去の五輪では、東西冷戦時代の1980年に米国や日本など一部の西側諸国が、この前年にあった旧ソ連のアフガニスタン侵攻を批判し、モスクワ夏季五輪に選手団も派遣しない全面的なボイコットに発展した例がある。

スーチー氏に禁錮2年 ミャンマー軍政が初判決

ミャンマーの首都ネピドーの特別法廷は12月6日、2月の国軍のクーデターで身柄を拘束された民主化指導者アウンサンスーチー氏(76)に対し、社会不安を煽った罪などの2件で、禁固4年の有罪判決を言い渡した。同氏は12件の罪で刑事訴追されているが、判決が出るのは今回が初めて。国民民主連盟(NLD)政権で大統領を務めたウィンミン氏にも禁錮4年の判決が下された。
ミンアウンフライン国軍総司令官は同日、禁錮2年に減刑するよう指示した。スーチー氏はいずれも無罪を主張していた。上訴は可能だが、国軍政権下では判決が覆るのは困難とみられる。スーチー氏は国軍政権下で、これまでに11件で公判が始まっており、最高刑の合計は禁錮100年を超す。

東京都 オミクロン株対応のPCR検査開始 1日以内に判別

東京都は12月3日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を1日以内に判別できるPCR検査の新たな手法を確立したと発表した。従来の手法では検知できなかったオミクロン株特有のたんぱく質の変異を検出できるのが特徴。ウイルスの遺伝子を解析するゲノム解析に比べて格段に迅速に検出できるようになるという。都健康安全研究センターが独自に新たな手法を確立した。
都は新たなPCR手法の活用を希望する自治体や民間検査機関に対して、ノウハウを提供するを提供することも検討する。