米ファイザーは12月8日、同社製の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が、感染力の高い変異型「オミクロン株」に対しても高い予防効果を持つとの初期調査の結果を発表した。2回接種では効果は大きく低下するが、3回目の追加接種後は従来と同程度の効果があることが実験で判明したという。
米ファイザーと独ビオンテックは共同でオミクロン株に対応するワクチンの開発を進めている。8日の発表では2022年3月まで新しいワクチンの供給が可能になるとの見通しも示した。
関空 オミクロン株水際対策で待機施設の稼働率1週間で11倍
吉村知事 首相要請で宿泊1,000室提供 オミクロン株水際対策
大阪府の吉村知事は12月8日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策で、オミクロン株の感染者が確認された60の国や地域などから入国する人たちがとどまる宿泊施設として、1,000室を提供する方針を明らかにした。
これは8日午後、岸田首相から帰国ラッシュが見込まれる年末にかけて、待機者の宿泊施設が不足する可能性があるとして、府が新型コロナの感染者向けに確保している宿泊療養施設の一部を提供するよう電話で陽性があったため。
府は現在8,500余の宿泊療養施設を確保しており、新規感染者が低い水準で推移していることから、8日時点で入所している人は16人とほとんどが使われていない状況が続いている。府では12日から順次、関西空港から入国した人が入所する見通しだとしている。
オミクロン株 日本国内4例目の感染確認 ナイジェリア滞在
北京冬季五輪 外交ボイコット豪,英,加も 4カ国に広がる
22年からクロマグロ漁獲枠一律15%増に 15年以降初の増枠
7~9月GDP 3.6%減に下方修正 実質年率改定値 内閣府
日本 第6波に備えコロナ病床3.7万人分確保 医師・看護師も
オミクロン株 国内3例目の感染を確認 初の日本人
インドネシア・ジャワ島スメル山で噴火 14人死亡,56人負傷
インドネシア国家防災庁などによると、インドネシア・ジャワ島東部のスメル山(海抜3,676m)が12月4日午後、噴火し、5日までに少なくとも14人が死亡、56人が重軽傷を負った。火砕流が広範囲に広がって多数の家屋が数mの堆積物で埋まっており、死傷者は増える恐れがある。避難者は約1,300人に上っている。火山灰により道路交通に影響が出ている。
国家災害対策庁や国軍は5日、ヘリや重機を現場に投入し、創作活動を本格化している。スメル山はジャワ島最高峰として知られ、これまで分かを繰り返している。また、国営アンタラ通信によると、地元災害多作当局は6日までに周辺の村で少なくとも家屋約3,000軒が火砕流の被害に遭ったと明らかにしている。