日本政府は12月20日から、新型コロナウイルスワクチンの接種を済ませていることをスマートフォンで証明する専用アプリの運用を開始した。デジタル庁は新型コロナへの対応でも、デジタル化を進めることで利便性の向上につなげたいとしている。
このアプリは、ワクチン接種を済ませた人がマイナンバーカードをを使ってスマートフォンであらかじめ接種日やワクチンの種類を登録し、いつでも表示できるようにするもの。国内では飲食店やイベント会場などでワクチンの接種済みを証明できるほか、海外に渡航する際は、現在76の国と地域で待機措置の短縮などが受けられるという。
オミクロン株 WHO感染「1.5~3日で倍増」12/16で89カ国
「こども家庭庁」23年度創設へ政府内の検討大詰めへ
米 ドローンなど中国42社・団体に制裁 投資禁止や禁輸措置
インドネシア・ジャカルタでオミクロン株感染者初確認
石炭火力発電 21年は過去最高に IEA予測 中印の石炭需要急増
国際エネルギー機関(IEA)は12月17日、世界の石炭火力による2021年の発電量が過去最高になるとの見通しを発表した。新型コロナ禍からの景気回復を背景に中国とインドの石炭需要が急増した。国際社会は気候変動に取り組み脱炭素を大きく掲げているが、現状の取り組みはこれとは裏腹にCO2を多く排出する石炭火力に依存している現状が浮かび上がった。
IEAが同日公表した石炭に関する年次報告書によると、2021年の石炭火力の発電量は1万350テラワット時で前年比9%増える見通し。天然ガス価格の高騰で石炭発電の利用が増えたこともその一因。世界のほとんどの主要地域で2020年に比べて石炭火力での消費は増えているものの、中国とインドはコロナ禍前の2019年の水準を超え、それぞれ過去最高水準になるとみられる。
プロ野球 MVPは村上と山本が初受賞 新人王は栗林と宮城
プロ野球選手の表彰式「NPB AWARDS」が12月15日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(21)と、パ・リーグがオリックスの山本由伸投手(23)が選ばれた。両選手はチームをリーグ優勝へ導く原動力となった。村上選手は史上最年少での通算100号を達成。打率2割7分8厘、39本塁打、112打点の成績を残し、初の本塁打王を獲得した。山本選手は18勝5敗、防御率1.39、206奪三振、勝率7割8分3厘と、圧倒的な数字を残した。
新人王はセ・リーグが広島の栗林良吏投手、パ・リーグがオリックスの宮城大弥投手が選出された。栗林は今季、1年目からクローザーとして大活躍。53試合に登板し0勝1敗、37セーブ、防御率0.86.新人新記録となる開幕から22試合連続無失点に始まり、2015年のDeNA・山崎に並ぶ新人最多タイの37セーブを積み上げた。宮城は2年目の今季、23試合に登板し13勝4敗、防御率2.51。エースの山本とともに、チームの25年ぶりのリーグ制覇に貢献した。