INAC神戸,浦和など白星発進 サッカー女子WEリーグ開幕

サッカー女子プロ、YogiboWEリーグは9月12日開幕、5試合が行われた。従来のトップリーグだったなでしこリーグを中心にINAC神戸、三菱重工浦和などが白星発進した。
INAC神戸は新設の大宮に5-0で大勝。三菱重工浦和が日テレ東京ヴェルディに2-1で競り勝った。マイナビ仙台はノジマ相模原と0-0で引き分けた。また、新設の広島はちふれ埼玉に3-0で快勝し、長野は新潟を3-1で降した。
WEリーグは11クラブが参加し、2022年5月に終了する。

河野氏「派閥に頼らない」選挙を 自民党総裁選で言及

自民党総裁選に出馬を表明した河野太郎規制改革相は9月12日、テレビ番組で所属する麻生派の対応に言及、「派閥に頼るのではなく、国民や党員、党所属の国会議員が『河野太郎』といって、リーダーに選ぶのがあるべき姿だ」と述べた。
今回の自民党総裁選は、若手議員の派閥単位での候補者支持ではなく、議員個々の判断により自主投票にすべきとの声が強く、これまでとは若干異なる様相だが、候補者にとっては派閥の領袖および実力者への配慮はまず欠かせない。そうした中での発言だけに、他派閥の若手議員への問いかけの意味も含めて注目される。

ES細胞から試験管の中で精子作製に成功 京大G

京都大学などのグループは9月8日、オンライン会見で、体の様々な細胞になる万能細胞の一つ「ES細胞」から、マウスを使った実験で試験管の中だけで正常に働く精子を作製することに成功したと発表した。試験管の中で「精子幹細胞」を効率的につくり出す技術を開発したうえ、この精子幹細胞をマウスの精巣の組織と一緒におよそ1カ月半培養した結果、正常に働く精子を作製することができ、卵子に受精させたところ、健康なマウスの赤ちゃんが生まれたという。
ES細胞やiPS細胞などの万能細胞を使って試験管の中だけで生殖細胞をつくり出す技術はマウスの卵子では実現していたが、精子は初めてで、生殖細胞がつくり出されるメカニズムのさらなる解明にもつながることが期待される。

新型コロナ「イータ株」20年12月以降国内で18件 厚労省

厚生労働省の集計によると、新型コロナウイルスの変異株「イータ株」が2020年12月以降、日本国内の検疫で18件見つかっていたことが分かった。
イータ株は2020年12月に複数の国で初めて確認され、2021年3月に世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異株(VOI)」に指定した。警戒度合いはデルタ株やアルファ株などの「懸念される変異株(VOC)」より低い。日本国内では、国立感染症研究所による分類でVOCやVOIに指定されておらず、8月末までは公表対象になっていなかった。

サッカー女子 国内初プロリーグ「WEリーグ」9/12開幕

サッカー女子の国内初のプロリーグ「WEリーグ」が、いよいよ9月12日開幕する。参加するのは11チーム。東日本のチームが多い中、関西から唯一、神戸市に拠点を置く「INAC神戸レオネッサ」が参加し、初代チャンピオンを目指す。
これまでの女子サッカーは、仕事と掛け持ちしながらプレーをしている選手が多かった。WEリーグ発足に伴い、各クラブは15人以上の選手とプロ契約を結ぶことが義務化された。これにより、海外のプロサッカーチームへ行かなくても、よりサッカーに集中できる環境が整えられた。コロナ収束後、WEリーグの躍動による、日本女子サッカー全体のレベルアップが期待される。

河野規制改革相 自民党総裁選に出馬表明 原発再稼働容認へ

河野太郎規制改革相は9月10日、国会内で記者会見し、自民党総裁選への出馬を正式に表明した。脱原発を訴えてきたこれまで発言から注目されたエネルギー政策について、河野氏は「安全が確認された原発の再稼働が現実的だ」との認識を示した。派閥の領袖はじめ古参議員など党内に異論が根強い原発問題について、総裁選での支持拡大のため再稼働を容認した形。

米同時テロ20年 NY証券取引所などで黙とう,追悼の催し

2001年9月の米同時テロから9月11日で20年となるが、11日は土曜日になるため、10日に企業や政府機関が犠牲者を追悼する催しが開かれた。ニューヨーク証券取引所は取引開始前に、トレーダーらとともに約1分間の黙とうを捧げた。テロ後、1週間休場してから再開した時の様子など、20年を振り返る映像も流れた。テロで航空機が突入した国防総省でも追悼式が開かれ、軍関係者らが出席した。

海底火山「福徳岡ノ場」島存続の可能性低い 波で消失か

国土地理院の解析によると、8月13日に11年ぶりに噴火が確認された小笠原諸島の硫黄島の南にある海底火山、「福徳岡ノ場」では新たにできた2つの島のうち、9月5日時点では東側の島がほとんど確認できなくなっていることが分かった。気象庁は、島は今後波で削られ存続する可能性が低いとしている。
噴火直後は大量の噴出物が積もって、直径数百メートルから1キロほどの2つの島ができているのが確認された。現在も噴煙が上がるなど火山活動は続いているが、8月16日以降、大規模な噴火は確認されていない。国土地理院が9月5日撮影された衛星画像を解析した結果、東側の島はほとんど確認できなくなっていることが分かり、西側の島は陸地部分がやや小さくなったものの、画像でもはっきりと確認できるという。

ベトナム・ハノイで日本型ものづくりの連携講座を実施

ベトナム・ハノイの日越大学(VJU)、三谷産業(本社:金沢市)、小金井精機製作所(本社:埼玉県入間市)は9月8日、「三谷産業・小金井精機製作所連携講座」の開講式および、開講記念特別セミナーをオンラインで実施した。特別セミナーでは早稲田大学の藤本隆宏教授が講師を務めた。日越大学は日本の官学が協力する教育機関。

軽症・中等症治療薬「ソトロビマブ」9月末にも特例承認か

厚生労働省は、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「ソトロビマブ」について、9月末にも特例承認する方針を決めたもよう。9月下旬に開く専門部会で審議し、了承されれば速やかに承認する方向という。ソトロビマブは、軽症・中等症患者を対象で、感染防御に働く中和抗体を点滴で投与する薬剤。GSKによると、海外で約1,000人が参加した臨床試験で、入院や死亡を79%減らす効果が確認されたという。