「空飛ぶクルマ」の大阪での実用化に向けて、ドローンとヘリコプターを同時に飛行させ、安全な運航管理の手順を確認する実証実験が2月14日、2025年大阪・関西万博会場となる大阪湾の夢洲上空で行われた。
実験は、大阪府の補助金を受けた民間企業など4社が行い、けが人を救出するために八尾空港から夢洲に向かうドクターヘリと、夢洲上空を遊覧飛行中の「空飛ぶクルマ」とがぶつかることがないよう、運航管理する手順を確認した。今後、様々な場面に応じた実証実験を重ね、大阪・関西万博で空飛ぶクルマの飛行を実現させたいとしている。
厚労省 米ファイザーと3月末までに追加1,000万回分を契約
厚生労働省は2月14日、新型コロナウイルスワクチンを米ファイザー社と1,000万回分の追加供給契約を締結したと発表した。3月末までに調達する。従来は3月末までに約3,700万回分を自治体に配布する予定で、これに今回契約分が上積みされる。この結果、2022年中の輸入量はすでに契約している分と合わせて1億3,000万回分になる。
日本政府は3回目のワクチン接種用として、米ファイザー製と米モデルナ製を承認。1、2回目までとは異なるメ-カーのワクチンを接種する交互接種を認めているが、ファイザー製が選ばれやすい傾向がある。ところが自治体に配布しているワクチンはモデルナ製が多く、接種が円滑に進まない一因になっている。
21年パックご飯生産23万4,064トン 6年連続過去最高更新
農林水産省は2月10日、2021年のパックご飯の生産量が前年比4.3%増の23万4,064トンとなり、6年連続で過去最高を更新したと発表した。幅広い世代の単身者や共働き世帯の増加で、調理の手軽さが重宝されているほか、新型コロナウイルス下の巣ごもり需要と容器の後片付け処理を含めて好感されている。
パックご飯は製法が2種類あり、コメを殺菌、炊飯後に包装する無菌包装米飯が4.6%増の20万6,179トンで、約9割を占めた。また、調理したご飯を加圧、加熱し殺菌する製法で、赤飯や炊き込みご飯、おかゆに適したレトルト米飯は2.3%増の2万7,885トンだった。1個200gの標準サイズ換算で約12億個が製造されたことになる。