東京五輪・男子サッカーの3位決定戦が8月6日、メキシコとの間で行われた。試合はPKでメキシコに先行され、さらに追加点を許す今大会でこれまでになかった展開。そのせいか、予選で勝った相手に対し、チーム全体で粘る強く守り抜く、日本らしさに欠け1-3で敗れ、メダルに届かなかった。
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空手形 男子で喜友名が金 女子で清水が銀
東京五輪・新種目の空手形男子で喜友名諒(31)が金メダル、女子で清水希容(27)が銀メダルを獲得した。空手形は沖縄発祥の新競技で、迫力ある演武の出来栄えを競う採点種目。
向田真優が女子53㌔級で金 日本勢3階級目の金
東京五輪・レスリング53㌔級で向田真優が決勝で、中国のホウ・セイギョクを下し、金メダルに輝いた。レスルング女子では川井姉妹(57㌔級、62㌔級)に続き、今大会3階級目の制覇となった。
田中希実 1500m8位入賞の快挙 日本勢初 常識覆す
東京五輪・陸上競技1500m決勝で、田中希実が居並ぶ世界のトップランナーたちの中で疾走。準決勝に続いて2度目の3分台となる3分59秒95で走破し、今までの常識を覆した。その結果、日本人女子がこれまで出場したことがなかった1500mで、日本勢初の8位入賞を果たした。
日本女子バスケット初の決勝進出 歴史塗り替える
東京五輪・女子バスケットの準決勝が8月6日行われ、世界ランキング10位の日本が同5位のフランスを87-71で破った。ベルギーに86-85で競り勝った準々決勝の勢いそのままに、スピード感あふれる、溌溂としたプレイで歴史をまた塗り替えた。この結果、男女を通じバスケットで初のメダルを確定させた。8日の決勝で米国に挑む。
野中が銀,野口が銅 スポーツクライミング女子複合
東京五輪・新種目のスポーツクライミングは8月6日、女子複合が行われ、日本勢は野中生萌が銀メダル、野口啓代が銅メダルを獲得した。野口は、日本のスポーツクライミングをけん引してきたような存在だが、今大会を最後に引退を表明しており、有終の美を飾った。
女子マラソンで一山麻緒 17年ぶりの8位入賞
東京五輪・陸上は札幌市で8月7日、女子マラソンが猛烈な暑さを考慮し、競技開始時間を予定を1時間早めて行われた。日本の一山麻緒(24)が2時間30分13秒で8位に入賞した。日本勢の入賞は2004年アテネ五輪以来、17年ぶり。優勝はケニアのジェプチルチルで、タイムは2時間27分20秒。鈴木亜由子(29)は19位、前田穂南(25)は33位。
20㌔競歩で池田が銀、山西が銅 日本勢初のメダル
東京五輪・陸上男子の20㌔競歩が札幌大通公園で行われ、池田向希が銀メダル、山西利和が銅メダルを獲得した。この種目で日本勢がメダルを獲得したのは初めて。また8月6日に行われた50㌔競歩で、川野将虎が日本選手トップの6位に入賞した。
被爆76年 惨禍繰り返さない,刻む祈り「原爆の日」
広島は8月6日、1945年の被爆から76回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族らが犠牲者を悼んだ。
式典は昨年に続き規模が縮小された。被爆者や遺族、海外からは84カ国と欧州連合(EU)の代表者が参列した。原爆が投下された午前8時15分には平和の鐘が鳴り、参列者は黙とうを捧げた。そして核兵器のない世界へ祈りを込めた。原爆投下の惨禍を二度と繰り返さないためには、被爆者の記憶と教訓を共有し、国内外に発信し続けていくことが求められる。
コロナ重症者 全国で1,020人に 2カ月ぶり1,000人超
厚生労働省の集計によると、全国で新型コロナウイルスに感染した重症者は8月5日時点で1,020人と前日から197人増えた。1,000人を超えるのは6月9日以来、約2カ月ぶりとなる。
都道府県別にみると、増加が目立つのは大阪府で、362人と132人増えた。