中国21~25年の高齢・託児施設の整備方針を発表

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国の国家発展改革委員会はこのほど、「第14次5カ年(2021~2025)計画における高齢化社会と託児施設の建設実施案」を発表した。
高齢化の加速や「二人っ子政策」による育児・託児負担の増大を背景に、高齢者サービス・託児サービスへのニーズが高まっていることを踏まえ、2025年までに高齢者・託児施設を整備。在宅・社区(コミュニティ)・施設が連携した両サービス体系の構築・整備を目指す。
公的高齢者・託児施設を建設する際に、それぞれ平均投資額の3割、6割、8割を中央財政から補助する。社区の施設や高齢者サービスを展開している医療機関については、ベッド1床ごとに2万元(約34万円、1元=約17円)、民間企業による託児施設については、乳幼児の預かり枠を1枠増やすごとに1万元を補助する。
中国では高齢者は今後5年間で、60歳以上の高齢者が毎年約1,000万人ずつ増加するとされている。

21年上半期の特殊詐欺被害額128億円 9割は高齢者

警察庁のまとめによると、2021年1~6月の特殊詐欺の被害額(暫定値)は、前年同月比4億1,000万円減の128億8,000万円だった。過去10年で最少となったが、いぜん高水準で推移している。認知件数は前年同期比37件減の6,840件。うち65歳以上の高齢者の被害が約9割の6,018件に上った。手口別では還付金詐欺が1,733件で同970件増となったほか、おれおれ詐欺が同373件増の1,418件などとなっている。摘発人数は同72人減の同1,102人。全体の70.4%の776人が詐取金受け取り役の「受け子だった。」

日本サッカー男子 スペインに惜敗 金メダルの夢散る

8月3日行われた東京五輪サッカー男子の準決勝で、日本はスペインに120分の延長戦の末、0-1で敗れ決勝戦に進めず、大目標としていた悲願の金メダル獲得の夢は砕け散った。この結果、日本は6日に行われる3位決定戦に回る。相手はメキシコ。勝てば1968年メキシコ五輪に並ぶ銅メダルで、過去最高成績となる。

橋本 体操男子鉄棒で金メダル 個人総合と2冠に

東京五輪体操男子の種目別の鉄棒で橋本大輝(19)が金メダルを獲得し、個人総合とともに2冠を達成した。体操男子の種目別鉄棒の金メダルは37年ぶり。高得点を狙い難易度の高い技に挑戦し、落下する選手が相次いだ中、橋本は王者の風格を漂わせ、落ち着き払い抜群の安定感で、難易度の高いプログラムを演じ切った。
鉄棒種目別に出場した北園丈琉は6位だった。

スケボー女子で四十住が金,開が銀 10代が上位独占

東京五輪の新種目、スケートボード・女子パーク決勝が8月4日行われ、日本勢の10代が上位を独占した。金メダルは19歳の四十住(よそずみ)さくら、銀メダルは12歳の開心那(ひらき・ここな)。15歳の岡本碧優(みすぐ)が4位。母親が日本人の13歳、スカイ・ブラウン(英国)が銅メダルだった。
銀メダルの開は、スケートボード・ストリートの西矢椛(13)を抜き、12歳11カ月という日本史上最年少のメダリストとなった。

政府方針の「自宅療養」への転換は可能なのか?

日本政府は8月3日、新型コロナウイルス対策について感染患者は「自宅療養」を原則とし、医療機関への入院対象を重症者や重症化リスクがある人に絞る方針を示した。
この方針転換、自宅療養を可能にするには、病状を定期的に確認し、急変を察知する体制が不可欠。保健所の支援体制を整えるほか、開業医ら(巡回ドクターなど)が往診やオンライン診療などで適切な医療を提供する体制が整備されていることが大前提。
具体的かつきちんとした説明がない以上、現状では入院できないまま、病状が急変し、適切な医療を受けられず、苦しくもがいたまま亡くなる犠牲者を増やす”愚策”としか言いようがない。

入江聖奈 ボクシング日本女子フェザー級で初の金

東京五輪ボクシングフェザー級の決勝が8月3日行われ、入江聖奈(20)が2019年世界選手権覇者のネスティー・ペチシオ(フィリピン)に判定で勝ち、日本女子史上初の金メダルに輝いた。日本勢の金メダルは1964年の東京五輪男子でバンタム級、桜井孝雄、2012年ロンドン五輪男子のミドル級、村田諒太に続く3人目の快挙。