大阪市北区の造幣局で11月27日、1円、5円、10円、50円、100円、500円などの硬貨が定められた重さでつくられているかどうかを検査する恒例の「貨幣大試験」が行われた。これは通貨の信頼を保つため、重さにばらつきがないことを確かめるもので、明治5年から始まり今年で152回目となる。
今回は1円から500円までの6種類の硬貨と、大阪・関西万博の記念硬貨など合わせて8種類が対象となった。試験の結果、いずれの硬貨も基準内に収まっていることが確認された。
「ミャクミャク」ジェット11/28就航 JAL大阪・関西万博をPR
自見万博相 会場整備費とは別に800億円超の国庫負担
万博会場シンボル リング型の木造建築物「大屋根」工事を公開
2025年大阪・関西万博で会場のシンボルとして設けられるリング型の木造建築物「大屋根」の工事の様子が11月27日、報道陣に公開された。この大屋根は1周およそ2km、高さ12mから20mの、完成すれば世界最大級となる木造建築物で、会場コンセプトの「多様でありながら、ひとつ」を表現するシンボルとして建設されている。
柱と梁(はり)をつなぐ接合部分は「貫工法(ぬきこうほう)」と呼ばれる日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な建築方法をベースにして、耐震性や耐久性を強化するため金属ボルトなどで補強する建設方法で工事が進められている。大屋根の建設予定費は約350億円で、大林組など3つの企業体に分割して進められている。大屋根の屋上には幅およそ8mの歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになるという。