神戸市は11月5日、脱炭素の取り組み加速の一環として、水素を使ったFCV(燃料電池車)のゴミ収集車導入に向けた実証実験を開始した。水素タンクなどが取り付けられているため、このゴミ収集車は従来よりも1.8mほど長い。実証実験は11月29日まで行われる。水素の充填場所や長い車体で住宅街の路地を通れるかなど、課題を検証したうえで導入を検討するとしている。
同市によると、ゴミ収集車の実証実験にFCVを使うのは、関西の自治体では初めて。
豊田通商など 新東名で「レベル3」自動運転トラック実証
豊田通商などは11月5日、大型トラックを使った自動運転「レベル3」(一定条件下で自動運転を実現)相当技術の実証実験を新東名高速道路で開始したと発表した。これは、経済産業省と国土交通省が推進する事業で、豊田通商などが受託し、いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスなどが参加する。
実証実験は駿河湾沼津と浜松の両サービスエリア間で実施する。一般車に混じりながら、サービスエリアの特定の駐車スペースにトラックを安全に停車して発射できるか試す。高速道路本線では人が車を運転し、道路側の機器から発信される故障車や落下物の情報を安定的に受信できるかなどを確認する。実験は2024年末まで。2025年度はサービスエリアから本線への合流や車線変更を含めた自動運転の検証を行う。
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24年出生数 初の70万人割れの公算 1〜6月6.3%減の33万人
厚生労働省の人口動態統計(概数)によると、2024年上半期(1〜6月)に生まれた新生児数は前年同期比6.3%減の32万9,998人にとどまった。外国人は含まない。この結果を踏まえると、2024年通年の出生数は初めて70万人を割る公算が大きくなった。ちなみに2023年1〜6月の出生数(概数)は35万2,240人で、通年では72万7,277人だった。
価値観の多様化で未婚・晩婚傾向が進行したことに加え、新型コロナウイルス禍で結婚や出産を控える人が増えたことが少子化に拍車をかけたとみられる。政府は少子化対策に様々な施策で取り組み、前の岸田政権では”次元の異なる少子化対策”を打ち出しているが、一向に効果がみられず、少子化に全く歯止めがかかっていないことが明らかになった。