大阪・通天閣で節分前に2/1 一足早い恒例の”豆まき”

大阪のシンボル「通天閣」で2月1日、3日の節分を前に一足早い恒例の豆まきが行われた。今回は劇団四季が上演している「バケモノの子」の出演者など8人が地上94.5mの屋外展望台で「鬼は外、福は内」と声をかけながら福豆をまいた。その後、通天閣の下に設けられたステージでも豆まきが行われ、8人は袋に入った1,000袋の福豆をまいていた。この節分の豆巻きは新型コロナウイルスの影響で3年間中止されており、今回は4年ぶりに元の形で再開された。
通天閣では早く福を呼び込んで地元の賑わいにつなげようと毎年、節分の2日前に豆まきが行われている。

岸田首相 マイナカード取得の完全義務化「難しい」

岸田首相は2月1日、衆院本会議でマイナンバーカードの取得義務化について「最高位の身分証として厳格な本人確認のもとで交付する必要があり、カードに顔写真を表示するとともに、対面での厳格な本人確認をするため、本人の申請によることとしていることから、現段階では難しい」と述べた。
現在の健康保険証は2024年12月で廃止され、原則マイナ保険証に一体化されるが、マイナンバーカードの取得自体は義務付けられていない。

JR西日本 北陸新幹線 3月の敦賀延伸開業前に試乗会

JR西日本(本社:大阪市北区)は2月1日、北陸新幹線の金沢ー敦賀間が3月16日に延伸開業するのを前に、報道陣向けに試乗会を開いた。3〜4日には一般向けの試乗会も開く。延伸区間に能登半島地震の被災はなく、国土交通省の完成検査にも合格しているという。
1日は午前10時10分すぎに敦賀駅を出発した「W7系」は、福井県内の「越前たけふ」「福井」「芦原温泉」の各駅に停車後、「加賀温泉」駅、「小松」駅を通過し、午前11時10分に金沢駅に到着した。
延伸開業後、東京ー敦賀間の所要時間は停車駅の少ない「かがやき」で最大50分短縮され3時間8分、大阪ー金沢間は特急「サンダーバード」と「つるぎ」を乗り継いで最大22分短縮され2時間9分となる。

IPEF 2/24に供給網協定発効 重要物資 多国間で融通

米政府は1月31日、日本、米国、豪州など14カ国が参加する「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」のサプライチェーン(供給網)に関する協定が2月24日に発効すると発表した。半導体や希少鉱物など重要物質が不足した場合、IPEFに参加する多国間で融通する。米国主導で2022年5月立ち上げられたIPEFで協議が進められた、具体的な仕組みが初めて動き出す。

タイ23年自動車生産2.2%減の184万台 商用車7.0%減

タイ工業連盟(FTI)のまとめによると、2023年の自動車生産台数は前年比2.2%減の184万1,663台だった。部門別では乗用車が同8.0%増の64万8,803台、ピックアップトラックなどの商用車が同7.0%減の119万2,860台だった。輸出向けが同11.4%増の115万6,035台、国内向けが同19.0%減の68万5,628台だった。

23年日本の新車輸出 世界トップ陥落 中国に首位譲る

日本自動車工業会が1月31日公表した2023年の新車輸出は前年比16%増の442万台と中国の491万台を下回った。この結果、日本は2017年、ドイツから首位の座を奪取して以来7年ぶりに陥落することになった。中国企業は国策でもある電気自動車(EV)の主体に、日本企業が圧倒的シェアを維持してきた東南アジアでも輸出を急拡大させている。

23年国内上映映画興収 上位4作品はアニメ 前年比3.9%増 

日本映画製作者連盟によると、2023年国内で上映された映画の興行収入ランキングで上位4作品をアニメ映画が占めた。
1位はバスケットボールがテーマの人気漫画を映画化した「THE FIRST SLAM DUNK」で158億7,000万円だった。2位は日本で誕生したゲームシリーズの世界を原作にした外国映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」で140億2,000万円、3位は人気漫画「名探偵コナン」の映画で、シリーズ26作目となる「名探偵コナン 黒鉄の魚影」が138億8,000万円、4位は宮崎駿監督が10年ぶりに手掛けた長編映画「君たちはどう生きるか」で、88億4,000万円。
アニメ作品の好調に支えられ、2023年の映画の興行収入額は前年に比べ3.9%多い2,214億8,200万円となった。

日本 3−1でバーレーン下し準々決勝へ サッカーアジア杯

サッカーのアジア・カップは1月31日、カタール・ドーハで決勝トーナメント1回戦が行われ、日本はバーレーンを3−1で下し、準々決勝(8強)進出を決めた。2月3日の準々決勝でイランと対戦する。このほか、準々決勝で韓国はオーストラリア、ウズベキスタンはカタールとそれぞれ対戦する。

ダイハツ京都工場 2車種の生産2/12再開 大分工場2/19以降 

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は1月31日、国土交通省から出荷停止指示の解除を受けた2車種について2月12日から京都工場(所在地:京都府大山崎町)で、トヨタ自動車向けの「プロボックス」とマツダ向けの「ファミリアバン」の生産を再開すると発表した。2023年12月25日の全面停止以来、1カ月半ぶりに稼働再開することになる。2車種の出荷は2月5日から再開する。軽自動車の「ミライース」などを生産するダイハツ九州の大分工場(所在地:大分県中津市)は、2月19日以降の稼働再開に向けて部品の仕入れなど準備を進めている。

豊洲市場に隣接の「千客万来」2/1開業 観光施設の一翼

東京都江東区の豊洲市場に隣接する集客施設「豊洲 千客万来」が2月1日開業した。江戸の街並みを再現した約50の飲食店などが並ぶ「食楽棟」や温浴施設に年間260万人の来客を見込む。食楽棟は3フロアからなる。現在工事中の区画も含めて4月には60店舗以上に増える見込み。
オープニングセレモニーで東京都の小池百合子知事は「豊洲市場と千客万来が多くの人から愛される臨海部の”新しい顔”として大いに発展してほしい」と語った。築地市場の閉鎖、豊洲市場の開場から5年余、観光資源の乏しかった豊洲エリアの活性化が期待される。