インドネシア新政権「8割が与党」”強権運営”懸念の声

インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は10月21日、閣僚48人を指名して新政権を発足させた。2月に行われた大統領選後に進めた多数派工作で、国会(定数580)の議席の8割を占める巨大な連立与党となった。様々な思惑が絡んだ大々的な連立工作の結果だ。
こうした現状に地元メディアは危機感を示し、国民の間で早くも事実上”オール与党”を背景に、プラボウォ大統領は強権的な政策運営を行うのではないかとの懸念の声が出ている。

全高16.72mの巨大ガンダム 万博会場・夢洲に登場

2025年大阪・関西万博会場となる大阪・夢洲(所在地:大阪市此花区)に10月23日、全高16.72mの巨大ガンダム像が登場した。これは万博でバンダイナムコホールディングスが展示する実物大ガンダム像。同日、現場で頭部と胴体を結合する「上頭式(じょうとうしき)」が開かれ、迫力ある姿を披露した。
ガンダム像は、片膝を立てて右腕を高く上げるポーズで、「新たな宇宙時代を切り開くというメッセージを込めた」としている。このガンダム像の隣では、人気アニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにしたパビリオンの建設が進められている。

米国防長官「露に北朝鮮軍の証拠」派遣 公式に認める

米国のオースティン国防長官は10月23日、訪問先のローマで記者団に、ロシア軍への北朝鮮部隊派遣について「ロシアに北朝鮮軍がいるという証拠がある」と明言した。
ただ、同氏は「北朝鮮軍が具体的に何をしているのかは、まだ分からない。解明する必要がある」と述べ、動きを注視する考えを示した。そのうえで「ロシアの代理として戦争に参加することであれば、非常に深刻な問題だ。欧州だけでなく、インド太平洋地域にも影響を及ぼすだろう」と警告した。
米政府はこれまで独自の分析が必要だとしてきたが、今回初めて公式に北朝鮮軍のロシア派遣を認めた。

13カ国の「パートナー国」新設 BRICS首脳宣言採択

BRICSはロシア・カザンで10月23日、首脳会議の全体会合を開いた。今回、加盟国の首脳らはBRICS内で13カ国が加盟する「パートナー国」の新設を確認した。また、首脳宣言「カザフ宣言」を採択し、BRICSを欧米諸国への「対抗軸」に位置付ける姿勢を明確に打ち出した。
ブラジルメディアによると、パートナー国の13カ国はトルコ、インドネシア、アルジェリア、ベラルーシ、キューバ、ボリビア、マレーシア、ウズベキスタン、カザフスタン、タイ、ベトナム、ナイジェリア、ウガンダだという。

24年4〜9月白物家電出荷額2.5%増 猛暑でエアコン好調

日本電機工業会(JEMA)のまとめによると、白物家電の2024年上半期(4〜9月)の出荷額は、前年同期比2.5%増の1兆3,439億円だった。上半期として2年ぶりのプラスとなった。最も寄与したのは猛暑の影響でエアコンだった。エアコンの出荷額は9.4%増の5,049億円、出荷台数は9.0%増の約560万台に上った。このほか、訪日客の増加に伴い、電気シェーバー、ヘアドライヤーなどの出荷額も伸びた。

東京「晴海フラッグ」タワマン最終抽選会 最高倍率241倍

東京オリンピック選手村を改修した東京・中央区の「晴海フラッグ」で2025年完成予定の、タワーマンションの購入者を決める最後の抽選会が10月21日、行われた。タワーマンション2棟のうち最終販売となる356部屋の抽選会が行われ、最も人気の部屋は過去の最高倍率に迫る241倍だった。
晴海フラッグの分譲マンションは今回ですべての販売が完了、最後の引き渡しは2025年10月下旬の予定という。

セイノーHD タイの合弁セイノーロジスティクスと新倉庫開設

セイノーホールディングス(本社:岐阜県大垣市、以下、セイノーHD)は10月21日、2015年に設立した合弁会社のセイノーサハロジスティクス(本社:タイ・チョンブリ県、以下、SSL)と連携して10月2日より新倉庫「White Warehouse」を開設したと発表した。全体稼働は2024年12月ごろの予定。敷地面積は4万8,600㎡、倉庫面積は2万9,620㎡、天井高11.7m。
同倉庫はバンコク北側、アユタヤの南側に位置し、バンコクから北側へ約50km、SSL本社から約160km、SSL/Romklaw倉庫から約165kmの距離にある。

太平洋戦争の学徒出陣壮行会から81年で追悼式 神宮外苑

太平洋戦争(1941〜1945年)中、多くの学業半ばの学生たちが戦地に赴いた学徒出陣の壮行会が行われてから10月21日で81年となるのに合わせて、犠牲者を悼む式典が都内で開かれた。
学徒出陣は戦況の悪化に伴い、1943年10月21日、10万人に上るとされる学生たちが召集されたもの。現在の国立競技場がある東京・明治神宮外苑競技場で、今回壮行会が開かれた。国立競技場の敷地内に設置された学徒出陣を伝える碑の前で追悼式が開かれ、参列した遺族や関係者などが黙とうを捧げた後、1人ずつ花を手向け、志半ばで戦陣に散った若者たちを悼んだ。

24年度上半期映像機器出荷額4.2%増 五輪で5年ぶりプラス

電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめによると、テレビなど映像機器の2024年度上半期(4〜9月)の出荷額は、前年同期比4.2%増の2,560億円だった。今夏のパリ五輪・パラリンピック観戦が追い風となり、上半期としては5年ぶりのプラスとなった。テレビの出荷台数は3.2%増の206万9,000台だった。とくに50型以上の大型は6.3%増の89万6,000台でテレビ全体の約4割、金額では約6割を占めた。