日本を訪れる外国人旅行者の増加に伴い、全国各地で「オーバーツーリズム」が起き、地元住民の暮らしに影響が出ていることを受け、観光庁はオーバーツーリズムの防止や抑制に向けた対策を進めるモデル地域を、7月にも新たに選定し国の支援を拡大する方針だ。
観光庁は今年3月、神奈川県の「箱根」や岐阜県の「白川郷」など全国20の地域を選定した。さらに5月に追加の募集をした後、審査を行っており、7月にもモデル地域を選定し、国の支援を拡大する。対策には国から8,000万円を上限に費用の3分の2が補助される。
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西松建設, 奥村組 シンガポールLTAから鉄道工事共同受注
西松建設(本社:東京都港区)と奥村組(本社:大阪市阿倍野区)は6月21日、シンガポール陸上交通庁(LTA)から同国の国内8路線目となる地下鉄MRTクロスアイランド線第2期工事のうち、CR210工区(ジュロンレイク・ディストリクト駅とウエスト・コースト駅の間のトンネル建設工事、総延長約4.8km、2.4km×2本)を共同で受注したと発表した。
契約金額はJV全体で約281億円、うち西松建設分約169億円、請負比率:西松建設60%、奥村組40%。工期は2024年6月20日〜2032年6月30日。
この工事は複合地盤であるジュロン層を掘削するトンネル工事。また掘削距離が長いため各トンネルをつなぐ連絡坑が10カ所計画されており、短い工期でトンネル掘削および連絡坑工事を平行して行う。クロスアイランド線の第2期工事は、シンガポール中央部に新設されるターフシティ駅からジュロンレイク・ディストリクト駅までの全長約15km全6駅の区間となり、2032年の開業を予定している。
ルネサス 米パワー半導体大手トランスフォームの買収完了
ルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)は6月20日、GaN(窒化ガリウム)パワー半導体のグローバルリーダー、米トランスフォームの買収を同日完了したと発表した。買収金額は3億3,900万ドル(約537億円)。GaNやSiC(炭化ケイ素)は、従来のSi(シリコン)に比べ電力効率に優れ、小型化が可能なことから、次世代パワー半導体のキーテクノロジーとして期待されている。
GaNやSiCを使用した半導体製品は、EV(電気自動車)やデータセンターのサーバー、AI処理、再生可能エネルギー装置、産業用電力変換装置、急速充電・アダプターなどのコンシューマー機器等の需要の高まりを背景に、今後10年で急成長が見込まれている。