作曲家の久石譲さんが、2025年4月から大阪府豊中市を拠点に活動するオーケストラ「日本センチュリー交響楽団」(団員約50人)の音楽監督に就任することが決まり10月20日、大阪市内で記者会見した。
久石氏は「クラシックのコンサートは、古典作品ばかりになりがちだが、現代作品も取り上げる。古典をリ・クリエイト(再創造)するような楽団にしたい」とし、「小規模編成の楽団はスポーツカーみたいで、スピード感と切れ味が売りだ。いつか世界に道を開く可能性に期待しつつ、一人でも多くの観客の心を掴みたい」と抱負を語った。任期は2025年4月から3年。
久石氏は周知の通り、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」など多くのスタジオジブリ作品の映画監督で知られ、日本を代表する作曲家の一人。
プラボウォ氏 大統領就任 前政権の全方位外交維持へ
インドネシアで10月20日、プラボウォ・スビアント氏(73)が第8代大統領に就任した。首都ジャカルタで開かれた就任式で、2期10年の任期を終えたジョコ・ウィドド氏(63)の路線を継承し、米欧や中国などいずれの陣営とも良好な関係を保つ全方位外交を維持し、「自由で積極的な非同盟の道を選ぶ」と語り、伝統的な外交姿勢を検事する考えを表明した。
ジョコ氏長男、ギブラン・ラカブミン・ラカ氏(37)を副大統領に据え、2月の大統領選で公約に掲げた無料給食制度の導入を進めるほか、前政権の新首都・ヌサンタラへの移転政策も引き継ぐとしているが、膨大な予算の確保が課題となる。
式典には、フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領やマレーシアのアンワル・イブラヒム首相ら各国の要人が出席した。
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子ども誤嚥死 23年までの10年間で108人 年度内に具体策
こども家庭庁は、食べ物を喉に詰まらせる「誤嚥(ごえん)」による子どもの死亡事故が後を絶たないことを受け、新たな事故防止策を検討するため、初の調査に乗り出す。現場の保育士や調理師、応急措置の専門家らに聞き取りを行い、年齢に適した食材選びや調理方法、食事の介助のポイントを指針よりも具体化する。今年度中に対策を取りまとめる。
厚生労働省によると、誤嚥で窒息死した5歳未満は2022年が10人、2023年が8人で、2023年までの10年間で108人に上る。保育園や幼稚園などを念頭に国が2016年に作成した指針は、重大事故が起きやすい場面として、「睡眠中」「プール活動・水遊び」なと並び、食事中の誤嚥を挙げている。