沖縄に自然体験型テーマパーク「JUNGLIA」25年開業目指す

刀(本社:大阪市)と同社が筆頭株主であるジャパンエンターテイメント(本社:沖縄県名護市)は11月27日、沖縄北部テーマパークプロジェクトについて、そのコンセプトとブランド名およびロゴを発表した。コンセプトは「Power Vacance!!(パワーバカンス)」、名称は「JUBGLIA(ジャングリア)」。アジアの富裕層に照準を置き、2025年の開業を目指す。
神秘と生命力に満ちた広大な世界自然遺産「やんばる」の地で、都会にはない興奮と贅沢を満喫、体感してもらうーとしている。

緊急避妊薬の処方箋なしの試験販売 全国145カ所の薬局で開始

望まない妊娠を防ぐ緊急避妊薬(アフターピル)を医師の処方箋なしで、薬局で試験販売する調査研究が11月28日、始まった。厚生労働省から委託された日本薬剤師会が全国145カ所の薬局で実施し、市販化する場合の課題を洗い出す。
この薬は性暴力を受けたり、避妊に失敗した女性が使う。性行為から72時間以内に服用した場合、妊娠を約8割防げる。世界保健機関(WHO)は「副作用が少なくて軽い」とし、女性の健康に欠かせない「必須医薬品」に位置付けている。世界約90カ国・地域は医師の処方箋なしで薬局で購入できるが、日本では医師の診察と処方箋が必要とされてきた。

万博会場シンボル リング型の木造建築物「大屋根」工事を公開

2025年大阪・関西万博で会場のシンボルとして設けられるリング型の木造建築物「大屋根」の工事の様子が11月27日、報道陣に公開された。この大屋根は1周およそ2km、高さ12mから20mの、完成すれば世界最大級となる木造建築物で、会場コンセプトの「多様でありながら、ひとつ」を表現するシンボルとして建設されている。
柱と梁(はり)をつなぐ接合部分は「貫工法(ぬきこうほう)」と呼ばれる日本の神社仏閣などの建築に使用されてきた伝統的な建築方法をベースにして、耐震性や耐久性を強化するため金属ボルトなどで補強する建設方法で工事が進められている。大屋根の建設予定費は約350億円で、大林組など3つの企業体に分割して進められている。大屋根の屋上には幅およそ8mの歩道が設けられ、来場者が会場全体を眺めながら散策できるようになるという。

梅毒感染者数が3年連続で過去最多を更新 前年同期比1,900人増

国立感染症研究所のまとめによると、全国から報告された性感染症の梅毒の感染者数が11月19日時点で1万3,251人に上り、2022年1年間の感染者数1万3,228人を上回った。この結果、梅毒感染者数は現在の方法で統計を取り始めて以降、最も多くなり、3年連続で過去最多を更新することになった。

京都・南座で年の瀬告げる「吉例顔見世興行」の”まねき上げ”

京都に年の瀬告げる恒例の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を控え、京都・南座(所在地:京都市東山区)で11月26日、出演する俳優の名前を”勘亭流”で墨書した看板(長さ1.8m、幅約30cm)を劇場正面に掲げる”まねき上げ”が行われた。恒例の風景だが、次々に市川團十郎らの俳優の看板が掲げられると、その度に沿道に集まった人から拍手が起こっていた。吉例顔見世興行は12月1〜24日、ただ、7、13、18日は休み。

上川外相 韓国・高裁の慰安婦判決に抗議「適切な措置を」

上川陽子外相は11月26日、訪問先の韓国・釜山で韓国の朴振(パク・ジン)外相とおよそ1時間20分会談した。韓国・高裁が日本政府に元慰安婦への賠償を命じる判決を出したことに抗議し、韓国政府に適切な措置を講じるよう求めた。日本政府は23日にも「断じて受け入れられない」旨の声明を出しているが、今回会談の中で改めて抗議した。

茨城県笠間市で鳥インフルエンザ陽性確認 7.2万羽殺処分

茨城県は11月27日、笠間市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例について、遺伝子検査の結果、陽性が確認されたと発表した。県は同養鶏場で飼育されている約7万2,000羽の殺処分を開始した。養鶏場での鳥インフルエンザの発生は、佐賀県鹿島市に次いで今季2例目。

日中韓外相が4年ぶり対面会談 懸案の首脳会談の年内開催は困難

上川陽子外相は、韓国の朴振(パク・ジン)外相、中国の王毅共産党政治局員兼外相は11月26日、韓国・釜山(プサン)で会談した。日中韓3カ国外相の対面での会談は2019年8月に北京郊外で開催して以来、4年3カ月ぶり。
3カ国外相は人的交流、科学技術、平和・安全保障ーなど6分野で協力を進展させることで一致した。ただ、今回韓国政府が当初、早期の年内開催を目指した3カ国首脳会談は、困難な情勢と発表された。

イクイノックス 圧巻の豪脚でジャパンカップ制す G1,6連勝

競馬の第43回ジャパンカップ(2400m芝、18頭出走、G1)は11月26日、東京競馬場で行われ、圧倒的1番人気に支持されたイクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗)が2分21秒8で優勝、史上最多に並ぶG1・6連勝を果たすとともに、1着賞金5億円を獲得した。この結果、同馬の総獲得賞金(日本中央競馬会以外の競走分も含む)は20億円を超え、アーモンドアイを抜いて歴代1位となった。ルメール騎手はこのレース4勝目、木村哲也調教師は初勝利。
パンサラッサが予想通り速いペースで大逃げを打ち、レースは長い隊列となって進んだが、イクイノックスは早めに3番手を追走。最後の直線、残り200m手前で先頭に踊り出ると、他馬とは”搭載エンジンが違う”かのように、そこから一気に後続を突き放す豪脚を披露し快勝した。4馬身差の2着に2番人気で今年の牝馬3冠を制したリバティアイランド、さらに1馬身差の3着にスターズオンアースが入った。海外から唯一参戦したフランス馬、イレジンは9着だった。