日本の人口14年連続減少 前年から80万人余減, 減少幅過去最大

総務省は7月26日付で住民基本台帳に基づく2023年1月1日時点の人口動態調査を発表した。日本人は1億2,242万3,038人で、前年から80万523人減少した。減少は14年連続。減少幅は1968年の調査開始以来、最大となった。
今回は47の全都道府県で前年より減った。出生率が高い沖縄も初めて減少に転じた。日本に住民票を持つ外国人は全国で28万9,498人増の299万3,839人だった。

阪急, 阪神電鉄 全車両に防犯カメラ設置へ 27年度末までに

阪急電鉄は7月24日、2027年度末までに保有する全車両に防犯カメラを設置すると発表した。阪神電鉄も同日、2025年4月の大阪・関西万博開催までに全車両に防犯カメラを設置すると発表した。グループ企業が開発した通信機能付き防犯カメラシステムを導入する。車両でトラブル発生時、運転司令室などから映像と音声をリアルタイムで確認することができる。
阪急電鉄は約1,300車両、阪神電鉄は約360車両を保有しており、現時点では両社とも防犯カメラの設置は一部車両にとどまっている。

パナソニックエナジー 車載電池負極材で英ネクシオン社と契約

パナソニックエナジー(本社:大阪府守口市)は7月25日、英国のネクシオン社(本社:オックスフォード州アビンドン市)との間で、車載電池の負極に使用するシリコン材を調達するため売買契約を締結したと発表した。ネクシオン社シリコン負極材は2025年から米カンザスシティデソトの新工場で製造するリチウムイオン電池に使用される予定。

6月パソコン国内出荷台数4.1%減 ノートPC減少, デスクトップは増

電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめによると、2023年6月のパソコン(PC)の国内出荷台数は前年同月比4.1%減の66万3,000台だった。3カ月連続で前年同月を下回った。法人向けの買い替え需要は前年並みだが、個人向けは振るはない。種類別ではノートPCが5.6%減の56万2,000台だった。減少は4カ月連続。デスクトップPCは5%増の10万1,000台だった。また、出荷額は7.6%増の733億円だった。
1〜6月の累計出荷台数は前年同期比1.5%減の339万7,000台と2021年をピークに減少をたどっている。

全国で梅雨明け 最後は九州北部 平年より6日, 昨年より3日遅く

気象庁は7月25日、山口県を含む九州北部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より3日それぞれ遅い。この結果、梅雨のない北海道を除き、全国で梅雨明けとなった。気象庁によると、全地方の梅雨明けの時期が特定できた年で、九州北部が単独で最も遅くなったのは1970年以来53年ぶり。これまでに沖縄と奄美は6月下旬、他の地方は7月20〜23日に梅雨明けが発表されている。

「人間の証明」「悪魔の飽食」森村誠一さん死去 90歳

「人間の証明」「野性の証明」「悪魔の飽食」などの作品で知られるベストセラー作家、森村誠一(もりむら・せいいち)さんが7月24日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。90歳だった。
埼玉県生まれ、青山学院大卒。1969年「高層の死角」で江戸川乱歩賞、1973年に「腐蝕の構造」で日本推理作家協会賞を受賞。現代社会の疎外感や虚無感を掘り下げ、社会派的なテーマとトリックを融合した作品でサラリーマン層に支持された。1976年には証明三部作の第1作「人間の証明」を発表。翌年にはメディアミックスで「野性の証明」も高倉健主演で映画化され、人気を博した。また、旧日本軍の中国での人体実験を告発した1981年のノンフィクション「悪魔の飽食」は社会的に大きな反響を呼んだ。

「神戸ルミナリエ」24年1月に4年ぶり復活 開催時期変更

阪神大震災の犠牲者追悼の光の祭典「神戸ルミナリエ」を主催する組織委員会は7月24日、新型コロナ禍で実施を見合わせてきたが、2024年1月に開催すると発表した。4年ぶりの復活、開催で、実施時期を従来の12月から阪神大震災発生時の1月に変更する。東遊園地と旧居留地としてきた会場に、海沿いのメリケンパークも加え、来場者の分散を図る。開催期間は1月19〜28日の10日間。

ゼロボード タイの泰日経済技術振興協会と脱炭素で協業の覚書

GHG(温室効果ガス)排出量算定・開示・削減を支援するソリューション「zeroboard」を提供するゼロボード(本社:東京都港区)は7月24日、日本からタイへの最新技術と知識の移転、普及、人材育成を行うことを目的とした組織、泰日経済技術振興協会(所在地:タイ・バンコク、以下、TPA)と7月10日脱炭素化に向けた協業に関する覚書の締結式を行ったと発表した。
これを機に両者は製造業を中心としたタイ全域にわたるTPA会員ネットワークを活かし、脱炭素経営の支援を広げていく。また、ゼロボードはTPA並びにTPA会員企業のGHG排出量の算定と可視化を実現し、削減へのアクションまでを支援していく。

6月の白物家電出荷額3.1%増 洗濯機は42.4%増で過去最高

日本電機工業会(JEMA)のまとめによると、6月の白物家電の国内出荷額は前年同月比3.1%増の2,778億円だった。2カ月連続で前年同月を上回った。製品別にみると、洗濯機が出荷額と台数で前年同月を上回った。出荷額は42.4%増の385億円で6月単月では過去最高、台数は26.3%増の39万台だった。

祇園祭 後祭 山鉾巡行11基が前祭と逆ルートで暑熱の都大路進む

京都・祇園祭は7月24日、後祭(あとまつり)の山鉾巡行を迎え、山鉾11基が暑熱の都大路を進んだ。
午前9時半ごろ橋弁慶山を先頭に、前祭(さきまつり)の山鉾巡行とは逆ルートで烏丸御池(所在地:京都市中京区)を出発。毎回2番手に固定されていた北観音山と6番手の南観音山が、今年から1年毎に順番を交代することになり、今回は南観音山が2番手を進んだ。
京都市役所前の河原町御池交差点では、90度方向を転換させる「辻回し」を披露。すると、沿道の観客らから掛け声と拍手が起こった。