全国の外国人向け日本語教室「空白地域」なお44% 文化庁集計

外国人人材の来日再拡大、そして在日外国人が増える中、日本語教室のない「空白地域」が予想以上に多いことが明らかになった。文化庁の集計によると、外国籍住民が通える日本語教室のない地域が、2022年11月で全市区町村の44%を占めることが分かった。前年より2ポイント改善したが、この空白地域に居住する外国人は14万9,000人に上る。政府は特定技能をはじめ、高度外国人材の受け入れを掲げながら、当事者に寄り添った環境整備はまだまだ不十分といえそうだ。

6月全国スーパー売上高2.1%増 4カ月連続で前年上回る

日本チェーンストア協会(所在地:東京都港区)のまとめによると、6月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は、前年同月比で2.1%増と4カ月連続で前年を上回った。相次ぐ値上げで単価が上がったため。ただ物価上昇を受け、顧客の節約志向が強く、買上点数は落ち込んでいるという。
全売上高の7割を占める食料品の売上高は3.7%増だった。そのうち料理・調理不要の総菜の販売は6%増と好調が続いている。また、1〜6月の売上高は前年同期比1.4%増となり、同期間としては4年連続で前年実績を上回った。

IMF 23〜24年3%の低成長予測 高インフレ・金融が下押し圧力

国際通貨基金(IMF)が四半期ごとに公表している経済成長予測によると、世界経済は2023〜2024年を通して3.0%の低い成長にとどまる。高インフレや金融引き締めの長期化が下押し圧力となる懸念が強いとみている。2021年に6.3%に達した新型コロナウイルス禍後の急回復を経て、一段の成長を予想する向きもあったが、この間のロシアによるウクライナ侵攻を機に、現実には世界経済は徐々に推進力を失いつつある。

日本の人口14年連続減少 前年から80万人余減, 減少幅過去最大

総務省は7月26日付で住民基本台帳に基づく2023年1月1日時点の人口動態調査を発表した。日本人は1億2,242万3,038人で、前年から80万523人減少した。減少は14年連続。減少幅は1968年の調査開始以来、最大となった。
今回は47の全都道府県で前年より減った。出生率が高い沖縄も初めて減少に転じた。日本に住民票を持つ外国人は全国で28万9,498人増の299万3,839人だった。

阪急, 阪神電鉄 全車両に防犯カメラ設置へ 27年度末までに

阪急電鉄は7月24日、2027年度末までに保有する全車両に防犯カメラを設置すると発表した。阪神電鉄も同日、2025年4月の大阪・関西万博開催までに全車両に防犯カメラを設置すると発表した。グループ企業が開発した通信機能付き防犯カメラシステムを導入する。車両でトラブル発生時、運転司令室などから映像と音声をリアルタイムで確認することができる。
阪急電鉄は約1,300車両、阪神電鉄は約360車両を保有しており、現時点では両社とも防犯カメラの設置は一部車両にとどまっている。

パナソニックエナジー 車載電池負極材で英ネクシオン社と契約

パナソニックエナジー(本社:大阪府守口市)は7月25日、英国のネクシオン社(本社:オックスフォード州アビンドン市)との間で、車載電池の負極に使用するシリコン材を調達するため売買契約を締結したと発表した。ネクシオン社シリコン負極材は2025年から米カンザスシティデソトの新工場で製造するリチウムイオン電池に使用される予定。

6月パソコン国内出荷台数4.1%減 ノートPC減少, デスクトップは増

電子情報技術産業協会(JEITA)のまとめによると、2023年6月のパソコン(PC)の国内出荷台数は前年同月比4.1%減の66万3,000台だった。3カ月連続で前年同月を下回った。法人向けの買い替え需要は前年並みだが、個人向けは振るはない。種類別ではノートPCが5.6%減の56万2,000台だった。減少は4カ月連続。デスクトップPCは5%増の10万1,000台だった。また、出荷額は7.6%増の733億円だった。
1〜6月の累計出荷台数は前年同期比1.5%減の339万7,000台と2021年をピークに減少をたどっている。

全国で梅雨明け 最後は九州北部 平年より6日, 昨年より3日遅く

気象庁は7月25日、山口県を含む九州北部が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より3日それぞれ遅い。この結果、梅雨のない北海道を除き、全国で梅雨明けとなった。気象庁によると、全地方の梅雨明けの時期が特定できた年で、九州北部が単独で最も遅くなったのは1970年以来53年ぶり。これまでに沖縄と奄美は6月下旬、他の地方は7月20〜23日に梅雨明けが発表されている。

「人間の証明」「悪魔の飽食」森村誠一さん死去 90歳

「人間の証明」「野性の証明」「悪魔の飽食」などの作品で知られるベストセラー作家、森村誠一(もりむら・せいいち)さんが7月24日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。90歳だった。
埼玉県生まれ、青山学院大卒。1969年「高層の死角」で江戸川乱歩賞、1973年に「腐蝕の構造」で日本推理作家協会賞を受賞。現代社会の疎外感や虚無感を掘り下げ、社会派的なテーマとトリックを融合した作品でサラリーマン層に支持された。1976年には証明三部作の第1作「人間の証明」を発表。翌年にはメディアミックスで「野性の証明」も高倉健主演で映画化され、人気を博した。また、旧日本軍の中国での人体実験を告発した1981年のノンフィクション「悪魔の飽食」は社会的に大きな反響を呼んだ。