政府が11月上旬にまとめる経済対策で税収増の一部を国民に還元する具体策として、所得税を定額で4万円減税し、住民税が課税されない低所得世帯に7万円を給付する案が浮上していることが分かった。政府は11月上旬に経済対策を決定し、裏付けとなる2023年度補正予算案を臨時国会に提出する。
長谷工とパナソニック 純水素型燃料電池で住戸への給電を実現
長谷工コーポレーション(本社:東京都港区)とパナソニック建設エンジニアリング(本社:東京都品川区)は10月23日、共同で賃貸マンションにおける純水素型燃料電池による住戸への給電を実現すると発表した。この第一弾として長谷工グループで推進している賃貸マンションプロジェクト「サステナブランシェ本行徳」(所在地:千葉県市川市)に、純水素型燃料電池を設置し、住戸で使用する電力の一部を賄う実証実験に2023年10月より着手している。
長谷工が現在国内で初めて取り組んでいるのが、既存社宅を全面改修し建物運用時のCO2排出量実質ゼロを実現するプロジェクト。このプロジェクトではパナソニック製の純水素型燃料電池「H2 KIBOU」(1基当たり発電出力5KW)をパナソニック建設エンジニアリングが施工設置し、住戸で使用する電力の一部を賄う。純水素型燃料電池はCO2を排出せずに発電することが可能だ。
コスモエネHDとTOYO 製油所で発生CO2をメタノールに直接合成
コスモエネルギーホールディングスと東洋エンジニアリング(以下、TOYO)は10月23日、触媒を利用したCO2からのメタノール直接合成に向けた共同検討について基本合意書を同日、締結したと発表した。
TOYOは、水素と製油所や工場から分離・回収したCO2からメタノールを直接合成できるライセンス技術を保有している。CO2を直接原料として使用できることから、複数のプロセスを経由することなく、効率的にメタノールを製造することが期待される。両社は今回の共同検討を通じてコスモエネルギーグループの製油所等から発生するCO2由来のサステナブル製品の生産を目指し、CO2削減効果や投資採算性等を双方で検討していく。
新種の鉱物「北海道石」発見地の愛別町民に初公開
南シナ海でフィリピン船に中国船が衝突 緊張高まる
24年度大卒内定者7.4%増 リーマン後最大の伸び 日経調査
ドゥレッツァ 重賞初挑戦で菊花賞V 皐月賞馬, ダービー馬破る
3歳クラシックレースの最終戦、第84回菊花賞(3000m芝、17頭出走、G1)が10月22日、京都競馬場で行われた。今回は春のクラシックレース、皐月賞馬ソールオリエンス、日本ダービー馬タスティエーラが揃って出走、文字通り3歳馬の最強馬を決める一戦となった。4番人気のドゥレッツァ(クリストフ・ルメール騎乗)が3分3秒1で優勝、1着賞金2億円を獲得した。同馬は今回が重賞レース初挑戦でG1を制するとともに、皐月賞馬、ダービー馬をまとめて破る快挙を達成した。このレース、ルメール騎手は3勝目、尾関知人調教師は初勝利。
ドゥレッツァは序盤から、1時は先頭に立つなど先頭集団でレースを先導、最後は3000mの長丁場を後続に3馬身半差をつける強さをみせた。2着は2番人気のタスティエーラ、3着は1番人気のソールオリエンスだった。