今年の車にスバル「フォレスター」決定

自動車評論家らが選ぶ今年の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」が12月4日発表され、SUBARU(スバル)のスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」に決まった。スバルは2020年の「レヴォーグ」以来、5年ぶりの受賞。2位はホンダのクーペ「プレリュード」、3位はトヨタ自動車のSUV「クラウンエステート」だった。
受賞したフォレスターは6代目で、今年4月、約7年ぶりに全面改良して発売された。上位グレードに、モーターだけで走行できる「ストロングハイブリッドシステム」を初めて搭載し、燃費性能を5代目から3割向上させている。

ウナギの取引規制案 国際会議で正式否決

絶滅の恐れのある動植物の希少種の国際取引を規制するワシントン条約の締約国会議の本会議がウズベキスタンで12月4日あり、ニホンウナギを含むウナギ全種類の国際取引を規制する提案を、正式に否決した。投票135カ国・地域のうち賛成35、反対100だった。
ただ、ウナギを巡っては全世界の資源管理だけでなく、日本国内の流通の不透明さも課題とされ、現状を改善しなければ今後も規制の議論は続くーーとの専門家の指摘もある。

日本は初戦オランダ, 次戦チュニジア W杯

米国・ワシントンで12月5日(日本時間6日)行われた2026年サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の組み合わせ抽選会で、日本の初戦、次戦の対戦相手が決まった。
8大会連続8度目の出場となる日本(FIFA世界ランキング18位)は1次リーグF組で初戦、オランダ(同7位)と戦うことが決まった。第2戦はチュニジア(同40位)、第3戦は2026年3月に実施される欧州予選プレーオフ(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者と対戦する。

コメ5㌔最高値の4,335円, 備蓄米流通減で

農林水産省は12月5日、11月24〜30日に全国のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの平均価格が、禅宗より23円高い4,335円だったと発表した。値上がりは2週連続で、11月3〜9日に記録した4,316円を上回り、過去最高を更新した。
内訳は政府備蓄米を含む「ブレンド米」が92円高い3,870円で、2週連続で上昇した。備蓄米の流通量が減少しており、価格の上昇要因となった。新米を含む銘柄米は5円高い4,551円だった。

自民・維新 定数削減法案 衆院に提出

自民党と日本維新の会は12月5日、衆院議員定数削減法案を衆院に提出した。柱は、現行の総定数(465)の1割に当たる45議席以上を削減することだ。具体的な方法などは与野党で協議し、1年以内に結論が出ない場合、小選挙区で25議席、比例選で20議席の計45議席を削減することが自動的に確定する条項が盛り込まれている。
両党は17日に会期末を迎える今国会で成立を図る構えだが、野党は強く反発している。

ゲノム編集ベビー禁止へ 専門委合同会議

厚生労働省や文部科学省などの専門委員会合同会議は12月4日、狙いとした遺伝子を効率よく改変するゲノム編集技術で加工された人の受精卵について、人や動物の胎内に移植することを禁止する規制案を取りまとめた。違反した場合の罰則も設ける。早ければ2026年の通常国会で、”ゲノム編集ベビー”法案の提出を目指す。

”超富裕”追加税の対象拡大 所得30億円から下げ

政府・与党は2026年度税制改正で、超富裕層に追加の税負担を課す制度の対象を拡大する方向で調整に入った。柄課税する所得の目安を現行の年30億円程度から引き下げる。
財務省によると、年間所得が5,000万〜1億円で負担率は平均で25.9%だが、10億〜20億円は20.1%に下がる。年収1億円前後に税負担が低下することから”1億円の壁”として問題視されてきた。この問題を是正するのが狙い。所得が30億円を超える200〜300人が対象とみられる。

26年春の花粉飛散量 北日本は2倍以上

日本気象協会は12月2日、2026年春の花粉飛散予測を発表した。悲惨開始は早いところで2月上旬からで北日本では例年の2倍以上の飛散量になるという。
地域別に例年と比べ飛散量をみると、北海道が2.5倍、東北が2倍、北陸が1.6倍、関東甲信と東海が1.4倍の見通し。近畿〜九州は平年並み。飛散の開始時期は福岡で2月上旬、大阪や名古屋、東京で2月中旬と予想されている。

年末年始 海外旅行30%増の100万人回復

JTBのまとめによると、年末年始の12月20日から2026年1月5日に、1泊以上の旅行に出かける人の総数は前年から2.5%増の3,987万人に上る見通しだ。
このうち国内旅行は3,886万人で1人あたりの平均費用は4万4,000円。一方、海外旅行する人は前年より30%以上増えて100万人に上るとみられる。平均費用も27万5,000円と2000年の調査開始以来、最も高額となる見込み。旅行先は、近年の近場偏重から、ハワイや」欧州が増えているという。