ヤマハ インドの公立学校でリコーダー使った日本の音楽教育を開始

ヤマハ(本社:静岡県浜松市)は5月12日、インド・デリー教育委員会と連携し、2023年4月よりデリーの公立初等学校10校の第5学年を対象に、正規授業内で初めてリコーダーを使った日本型器楽教育を導入したと発表した。同社はリコーダーの技術的な指導だけでなく、グループワークやディスカッションなどを通じ、相互理解の場を授業に取り入れたプログラムを提供している。授業開始に先立ち、全人的な教育の指導法に注目した音楽科教育研修を実施している。今後はデリーでの同プログラム導入校の拡大を目指していく。

PPIH 香港・東九龍に5/24「DON DON DONKI」オープン

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)は5月11日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が5月24日、香港・東九龍(クーロン)に「DON DON DONKI Plaza Hollywood(ドンドンドンキ プラザハリウッド)」をオープンすると発表した。
同店舗は「食之遊宴地(食のテーマパーク)」のコンセプトのもと、様々な日本のグルメを集め、毎日利用しても飽きない店舗を目指す。DONKIの売場面積は956㎡。営業時間は9時〜23時。商品構成は食品、生鮮食品(青果・鮮魚・精肉・総菜)。同店舗が入る商業施設「Plaza Hollywood」は、住宅街に面しており、近隣住民に人気の施設。

福井・永平寺町で全国初 自動運転「レベル4」公道で運行開始

福井県永平寺町によると、5月21日から自動運転「レベル4」の7人乗りの車両が乗客を乗せて公道で運行開始する。同車両は、特定の条件のもとで完全な自動運転を行う「レベル4」の車両として国から認可を受けている。産業技術総合研究所が開発した「ZEN drive Pilot Level4」で、時速12kmで走行する。永平寺町は第三セクターの会社を設立し、一般の車両が乗り入れない、およそ2kmの公道で住民の足として往来する。レベル4の自動運転車が公道で運行を始めるのは全国初となる。

ワールドラグビー 日本の最上位メンバー入りを承認

日本ラグビー協会は5月11日、国際統括団体ワールドラグビー(WR)が、日本ラグビー協会を最上位カテゴリーの「ハイパフォーマンス・ユニオン」のメンバーとして認めたと発表した。この結果、日本ラグビーが世界の強豪の10カ国・地域(イングランド、ニュージーランドなど欧州6カ国、南半球4カ国)に11カ国目として加わることになった。

石川・能登地震の被害確認628棟に 249棟「危険」, 398棟「要注意」

石川県は5月12日、同県珠洲市を中心とする能登地方で震度6強を観測した地震で少なくとも県内の建物628棟で被害を確認したと発表した。調査の進捗により9日の506棟、10日の593棟、そして628棟に増えた。全壊15棟、半壊13棟、ほか一部損壊など。また、珠洲市の1,747棟を対象にした5月9日時点の応急危険度判定の結果も公表した。249棟が「危険」、398棟が「要注意」、その他は問題なしだった。
震度6強の5日の地震発生から12日で1周間となったが、この間に合わせて96回の地震が発生している。

JR東日本 3年内にシンガポールGATESの全株式取得へ

JR東日本は5月11日、シンガポールに本拠を置く鉄道軌道の設計および施工、検査、保守事業を展開するGATES PCM CONSTRUCTION LTD.(以下、GATES)の発行済の全株式を取得すると発表した。段階的に今後3年以内をめどとして100%(議決権株式比率)を取得する。クロスボーダーM&Aによる国際事業のビジネスモデル構築の一環。グループ力を総合・統合した国際事業のビジネスモデル確立による、アジアを中心としたより豊かなライフスタイル提供へ向けて、取り組みをスピードアップさせる。

ASEAN首脳会議 東ティモール加盟へ行程表を採択し閉幕

インドネシアのラブアンバジョで開催されていた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議は、東ティモールの加盟に向けた行程表を採択し、5月11日に閉幕した。いずれ議長国を務める場合、必要となる会議の運営など加盟国として必要な能力の構築に向けた支援を続けていく。今回の首脳会議には東ティモールのルアク首相が初めて出席した。

OPEC 23年の石油需要1億190万バレルの前回予測を維持

石油輸出国機構(OPEC)は5月11日公表した月報で、2023年の世界の石油需要見通しについて、前年比日量233万バレル増の1億190万バレルの4月の前回予測を据え置いた。中国の需要については、4月の76万バレルから80万バレルへ小幅に上方修正した。ただ、他の地域の伸びが鈍るとの見方から、全体として前回予測維持した。

観光庁 重点渡航先に24カ国・地域 海外旅行の本格回復へ後押し

観光庁は5月10日、日本人の海外旅行の本格回復に向け、中国、米国、フランス、スペインなど24カ国・地域を重点渡航先に選んだと発表した。海外との往来を双方向で増やし、国際線の増便や訪日外国人(インバウンド)の拡大も目指す。
重点渡航先はアジアは中国、香港、韓国、台湾、インドネシア、北米はカナダ、米国など、欧州はフィンランド、フランス、スペイン、ドイツなど。政府は旅行者数を2025年までに新型コロナ前の年間2,000万人超にする目標を掲げている。

ホンダ・GSユアサ EV用電池で合弁新会社 23年中に事業開始

ホンダ(本社:東京都港区)とGSユアサ(本社:京都市南区)は5月11日、両社の合弁による電気自動車(EV)搭載用を中心とした高容量・高出力なリチウムイオンバッテリー開発・製造を手掛ける新会社「Honda・GS Yuasa EV Battery R&D」を設立する契約を締結したと発表した。新会社は各50%の折半出資により、2023年中の設立および事業開始を予定。資本金20億円、資本準備金20億円、所在地は京都市南区。