「空飛ぶクルマ」大阪城公園で初のテストフライト

大阪城公園で3月14日、「空飛ぶクルマ」のパイロット操縦によるテストフライトが行われた。万博で空飛ぶクルマを運航する事業者の1つに選ばれている丸紅などによって実施されたもの。使用されたのは全長4.5m、高さ2.4m、重さ221kg、プロペラ18枚が付いた米国のリフト・エアクラフト社(本社:テキサス州)製の機体。
プロペラが回り始めると機体はゆっくりと浮かび上がり、およそ8mの高さまで上昇。その後、上空で50m四方を前後左右に移動したり、旋回したりした後、再び元の場所まで戻って着陸した。飛行時間は10〜15分。空飛ぶクルマを公共のスペースでパイロットが実際に操縦する形で飛行させたのは、国内では今回が初めて。

国際博覧会協会 6月に新興国招き国際会議 参加招請

2025年大阪・関西万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は3月13日、東京都内で記者会見を開き、6月に大阪で途上国や新興国などを招き国際会議「International Plannind Meeting(IPM)」を開くと発表した。約100カ国の新興国の参加を見込む。
万博には150カ国と25国際機関の参加を目標とする。同会議では参加時の支援の内容や開催までのスケジュールなどを説明する。
参加には①敷地を渡してパビリオンを独自に建設してもらう「タイプA」②日本側が建設したパビリオンを参加国に引き渡して独自にデザインしてもらう「タイプB」③建設したパビリオンの一区画を引き渡す「タイプC」ーの3つの方法がある。このうちタイプAの参加国を対象にした会議は、2022年10月に大阪市内で開催し、100カ国が参加している。6月の会議にはタイプB、タイプCの参加国を招く。

22年女性自殺数7,135人で3年連続増 小中高生は最多

警察庁の自殺統計(確定値)に基づく厚生労働省のまとめによると、2022年の自殺者は前年比874人増の2万1,881人で、小中高生は514人と過去最多だった。目立ったのは女性の自殺者数で同67人増の7,135人に上り、3年連続で増加した。
男性は同807人増の1万4,746人で、13年ぶりに増加した。人口10万人あたりの自殺者数(自殺死亡率)は0.8人増の17.5人だった。

日本ASEAN友好50周年で女子サッカー交流大会

日本ASEAN友好協力50周年認定事業「JENESYS U-17 Womans Football Memorial Cup」が、3月16〜21日、沖縄県うるま市具志川多種目競技場で開催される。
この事業は日本とASEANの青少年の相互理解と友好促進を目的にASEAN9カ国および東ティモールのU-17女子代表チームを招聘し、U-16日本女子代表およびうるま市選抜女子代表チームを含む合計12チームでサッカー交流・親善試合を行う。来賓として、日本側から元なでしこジャパンの澤穂希氏、宮間あや氏のほか、ASEAN事務所、沖縄県うるま市、日本サッカー協会関係者らが出席する。

日本 ラオス国立大施設,機材整備に25億円無償支援

日本政府は、ラオス国立大学工学部の施設および実験機材の整備に25億円を無償支援する。これは2022年3月に21億500万円を限度とし、無償資金供与することで署名していたものの、その後の物価高騰の影響で計画の整備には資金が不足することから、今回3億9,500万円を追加贈与することを決めたもの。
ラオスの首都ビエンチャンで3月9日、両国政府代表の間でこの旨の交換公文の署名が行われた。

米大学のコロナ特設サイト更新終了 世界へ状況発信

米国のジョンズ・ホプキンス大学のコロナ特設サイトが3月10日、データの更新を終了した。リアルタイムに公開される情報が少なくなり、正確なデータの把握が難しくなったことが理由としている。
同大学は新型コロナウイルスの感染が広がった2020年1月にこの特設サイトを立ち上げ、世界の感染状況を最新データで国・地域ごとにまとめ、インターネットで発信してきた。そして様々な機関がこの特設サイトを活用してきた。

若田光一さん 5カ月ぶり地球帰還 通算滞在500日超

国際宇宙ステーション(ISS)滞在を終えた若田光一飛行士(59)が3月11日夜(日本時間12日午前)、米国とロシアの飛行士3人とともに、スペースXの宇宙船クルードラゴンで米フロリダ州沖に着水し、帰還した。日本人飛行士最多の5回目、5カ月余りの滞在で、宇宙滞在期間は通算500日を超えた。

WBC侍ジャパン4戦全勝首位 準々決勝はイタリアと

野球の国・地域別対抗戦、第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は3月12日、東京ドーム1次リーグB組が行われ、3大会ぶりに優勝を目指す日本代表「侍ジャパン」がオーストラリアと対戦。大谷翔平の今大会初となる特大先制3ランなどで7ー1で快勝した。この結果、中国、韓国、チェコ戦に続き1次ラウンド最終戦のオーストラリアにも勝利、4戦全勝で首位通過を決めた。
侍ジャパンの次戦は東京ドームで16日に行われる準々決勝。相手は台湾で行われたA組の2位チーム、イタリアに決まった。A組はイタリア、オランダ、台湾、キューバ、パナマの全5チームが2勝2敗に並び、大混戦となった。大会規定により「失点率」で1位キューバ、2位イタリアとなった。