競馬 高松宮記念 人気薄ファストフォースがG1初V

競馬の高松宮記念(G1、1200芝、18頭出走)が3月26日、中京競馬場で行われ、12番人気と人気薄のファストフォース(団野大成騎乗)が1分11秒5で優勝、G1を初制覇し、1着賞金1億7,000万円を獲得した。団野騎手、西村真幸調教師はいずれもG1初勝利。
上位人気馬が総崩れの中、2番人気のナムラクレアだけが1馬身差の2着に入線、支持に応えた。同馬から半馬身差の3着に13番人気のトゥラヴェスーラが入り、1番人気のメイケイエールは12着に破れた。

巨大地震の災害ごみ最大2,700万㌧ 環境省が推計

環境省の推計によると、日本海溝・千島海溝沿いで想定されるマグニチュード(M)9級の巨大地震に伴う住宅がれきなどの災害ごみは最大で2,717トンに達することが分かった。処理完了までに3年間を要した東日本大震災時の約2,000万トンを上回る規模。
環境省は自治体に対し、地震や台風などによる災害ごみの処理計画を事前に策定するよう求めてきた。だが、政府が日本・千島海溝地震対策を重点的に進める沿岸部を中心とする272市町村のうち、策定済みは2022年3月末時点で136市町村にとどまっている。処理が滞れば復興の遅れに直結する。

大阪ではIR開業巡り5氏が立候補 6政令市長選告示

統一地方選の6政令市長選が3月26日告示された。大阪では新人5人が立候補を届け出た。届け出順に大阪維新の会の元大阪府議会議員の横山英幸氏(41)、元大阪市議会議員の北野妙子氏(63)、飲食店経営の荒巻靖彦氏(58)、作家のネペンサ氏(48)、理学療養士の山崎敏彦氏(44)の5氏。
カジノを含む統合型リゾート(IR)開業の是非と教育・子育て政策などが主な争点となる。地域政党・大阪維新の会と「非維新」勢力による事実上の一騎打ちの構図となっている。

春場所 関脇霧馬山が初優勝, 大栄翔との決定戦制す

大相撲春場所千秋楽は3月26日、大阪市内のエディオンアリーナで行われ、関脇霧馬山が小結大栄翔との本割と優勝決定戦を制し、12勝3敗で初優勝を飾った。新関脇の優勝は2022年春場所の若隆景以来4人目。モンゴル出身力士の優勝は9人目。14日目を終わり、2敗で単独トップだった大栄翔は、13場所ぶり2度目の優勝を逃した。
このほか、霧馬山と大栄翔がそれぞれ2度目の技能賞を受賞。新入幕で11勝を挙げた金峰山が敢闘賞に輝いた。殊勲賞は2場所連続で該当者がなかった。

災害時 安否不明者氏名 家族の同意なしに公表可能に

災害時の情報提供を呼び掛けるため、国は家族の同意がなくても安否不明者の氏名などを公表できるなどとする全国共通の指針を初めてまとめた。とくに救助活動に必要な場合は、速やかな公表を行うべきだとしている。
プライバシーの保護を巡って自治体ごとに判断が分かれてきた。近年は不明者の氏名を非公開とするケースも相次いでいる。

75歳以上「認知症の疑い」の63%が免許継続断念

警察庁のまとめによると、75歳以上が免許更新や信号無視などの交通違反の際に義務付けられている認知機能検査で、2022年「に「認知症の恐れあり」と判定された3万1,400人のうち、63%にあたる1万9,790人が免許継続を断念したことが分かった。
断念した人の内訳は自主返納が1万3,293人で最多。更新せず失効したのが5,679人、医師に認知症と診断され取り消しなどになったのが818人だった。

ドバイで日本馬躍動 ウシュバテソーロ WCを制覇

競馬のドバイ国際競走は3月25日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのメイダン競馬場で日本馬も数多く参戦し、行われた。メインのドバイ・ワールドカップ(G1、2000m、ダート)でウシュバテソーロ(川田将雅騎乗)が優勝し、1着賞金696万ドル(約9億2,000万円)を獲得した。日本馬が同レースを制したのは2011年のヴィクトワールピサ以来2度目。
イクイノックス 圧巻のドバイ・シーマC制覇 G13勝目
ドバイ・シーマクラシック(G1、2410m、芝)は2022年の年度代表馬イクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗)が圧巻の強さをみせ、完勝した。この結果、同馬は天皇賞y・秋、有馬記念に続くG13勝目を挙げた。
ドバイ・ターフ(G1、1800m、芝)ではダノンベルーガが2着に入った。このほか、GⅡレースではUAEダービー(1900m、ダート)で、デルマソトカゲ(クリストフ・ルメール騎乗)が優勝するなど、上位4頭を独占した。

キリンビバレッジなど ペットボトルリサイクル協定

キリンビバレッジ、京都府舞鶴市、豊田通商の3社は3月24日、ペットボトルの水平リサイクルに関する協定書を同日締結したと発表した。4月1日より使用済みペットボトルを回収してペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始する。この協定により、年間約150万トンのペットボトルを水平リサイクルできる見込み。

2月中途求人倍率2.15倍 転職希望増で2カ月連続低下

パーソルキャリア(所在地:東京都千代田区)によると、2月の中途採用求人倍率は前月比0.19ポイント低い2.15倍だった。前月を下回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス対策の緩和とともに、転職を希望する人の動きが増えているため。
求人数は13業種すべてで前月を上回り、全体でも3.5%増えた。一方、転職希望者数も前月比12.6%増と大幅に伸びたため、倍率が押し下げられた。

EU 35年以降もエンジン車販売容認 合成燃料利用で

欧州連合(EU)の欧州委員会とドイツ政府は3月25日、2035年以降も条件付きでガソリン車など内燃機関車の新車販売を認めることで合意したことを明らかにした。温暖化ガスを排出しない合成燃料を使う場合に限り販売を認めるというもの。これにより、脱炭素車種の筆頭としての電気自動車(EV)化で、世界市場で先陣を切ったEUの政策方針が大きく転換することになる。