国連総会の第3委員会(人権)の会合で10月31日、カナダのレイ国連大使は日本、米国、英国、フランスなどを含む50カ国を代表して、「中国・新疆ウイグル自治区で起きている人権侵害を深刻に懸念している」とする共同声明を出した。参加国が前年から、ウクライナ、スイス、イスラエルなど7カ国増えた。
今回は「深刻な人権侵害が起きている」と指摘する国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報告書を盛り込んだ。声明では中国に対し、OHCHRの勧告に沿って拘束されている人の解放や行方不明者の所在などを緊急に明らかにするよう求めた。
上海ディズニー 新型コロナ対策で休園発表 再開未定
カンボジアで日本発もみ殻固形燃料に関心 縫製業など
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、もみ殻固形燃料を製造する装置を販売するトロムソ(所在地:広島県)は、カンボジアの首都プノンペンから約170km離れたコニポントム州の精米工場で10月14日行われた、もみ殻をもみ殻を固形燃料化する実証実験の結果に同国企業から関心が集まっている。
もみ殻を固形燃料化した「モミガライト」は、造船技術を応用した特殊なミルで原料のもみ殻を細粉化し、高密度に圧縮することで製造される。その結果、①連続燃焼時間が長く、薪(まき)と比べ単位あたりの製造原価を抑えられる②化学接着剤に圧縮・固形化することで、燃焼時に有毒ガスが発生せず、環境に優しい−−などの特長があるという。
こうした結果を踏まえて、もみ殻固形燃料に対し代替燃料として、カンボニアの主力産業の縫製産業で導入を検討する企業で、モミガライトの活用が期待されている。
大日本印刷 ディスプレイの防眩フィルムで抗菌認証
インドで吊り橋崩落132 人死亡か 重量耐えられず
競馬の天皇賞・秋 イクイノックスが末脚炸裂 G1初V
競馬の第166回天皇賞・秋(G1、芝2,000m、16頭出走)が10月30日、東京・府中市の東京競馬場で行われ、1番人気のイクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗、3歳牡)が1分57秒5で優勝した。同馬は、クラシックの皐月賞(芝2,000m)、日本ダービー(芝2,400m)でいずれも、直線猛追しながら惜しくも2着に終わっていた。今回、古馬混合の天皇賞でG1を初制覇を果たし、1着賞金2億円を獲得した。3歳馬の天皇賞制覇は昨年のエフフォーリア二続き5頭目。ルメール騎手は天皇賞・秋4勝目、木村哲也調教師は初勝利。
レースは7番人気のパンサラッサが大逃げをうち、独走状態で最後の直線へ。後続馬との大差を考えると逃げ切るかにみえた。だが、そこからドラマが待っていた。中団の後方を進んでいたイクイノックスが、持ち前の長くいい末脚を使ってみるみる着差を縮めて一瞬で捉え、ゴールでは1馬身差を付けた。
パンサラッサは2着に逃げ粘り、4番人気のダノンベルーガがクビ差の3着だった。昨年の日本ダービー馬、シャフリヤールは5着、今年の皐月賞馬ジオグリフは9着に終わった。