福井県のまとめによると、2022年11月6日から2023年3月20日までの今シーズンの「越前がに」漁は、水揚げ量が前のシーズンより16%増の合計約414トンとなった。この結果、競りで販売された漁獲額は合わせて21億9,000万円となり、前のシーズンの21億4,000万円を上回って過去最高となった。
福井県水産課は、「資源管理の取り組みの効果で、福井県沖合のズワイガニの量が回復し、水揚げの増加に繋がっている。また、越前がにの高級ブランド『極(きわみ)』で高い値が付けられたことも漁獲額を押し上げる一因になった」と分析している。
南海トラフ地震 死者8割減「達成困難」新目標策定へ
政府の南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、防災対策を検討する作業部会が4月4日、初会合を開いた。主査を務める福和伸夫名古屋大名誉教授は会合後、2012年に策定された被害想定を、2023年度までの10年間で8割減らす政府目標について「達成は難しい状況」との認識を示した。政府は2024年春をめどに基本計画を改定し、新たな目標を設定する方針。
政府は東日本大震災の翌年、2012年8月、南海トラフ巨大地震で最大32万3,000人が死亡するとの被害想定を公表。2014年3月に策定した基本計画で建物の耐震化や津波避難ビルの整備などの対策により、2023年度までに想定死者数を8割減とする目標を設定していた。