競馬の1着賞金1,000万ドル(約15億円)という世界最高賞金レースのサウジカップ(1800mダート、G1)が2月24日、サウジアラビア・リヤドのキングアブドルアジズ競馬場で行われた。日本から5頭が参戦し、ウシュバテソーロ(川田将雅騎乗)が2着となった。
昨年はパンサラッサが制覇し、サプライズを演出したが、期待された日本馬の連覇は成らなかった。米国のセニョールパスカドールが優勝した。ちなみに同レースの2着賞金も5億円だった。
同レースには日本馬4頭が出走、デルマソトカゲ(クリストフ・ルメール騎乗)は5着、クラウンプライド(ジョアン・モレイラ騎乗)は9着、レモンポップ(坂井瑠星騎乗)は12着だった。メイショウハリオは出走を取り消した。
日本女子2−3で逆転負け 53年ぶりV奪取ならず 世界卓球
TSMC熊本第2工場に最大7,320億円補助 経産相表明
斎藤健経済産業相は2月24日、半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の熊本第2工場(所在地:熊本県菊陽町)の整備費用に、経産省が最大で7,320億円補助すると発表した。同日行われた第1工場の開所式後、明らかにした。TSMCは熊本の第1・第2の両工場に合わせて200億ドル(約3兆円)超を投じる。このうち、経産省は第1工場の4,760億円と合わせ最大1兆2,080億円を支援することになる。
この要件として①量産開始から10年以上の生産継続する②半導体の材料となるウエハーの大半を日本企業から、それ以外の部素材の5割以上を日本に拠点のある企業から調達するーなどの新たな条件を設けたとしている。
第1工場は2024年末をめどに回路線幅が12〜28ナノ(ナノは10億分の1)メートル品の生産開始を予定。第2工場は6ナノの先端品を製造する計画。
ニデック AIR VEV社が2人乗りeVTOL機用モータ共同開発
ニデックは2月22日、グループ会社のニデックモータと個人向けeVTOL(電動垂直離着陸機)を製造するAIR VEV社(以下、AIR社)が開発中の2人乗りのeVTOL機(空飛ぶクルマ)「AIR ONE(エアワン)」の生産モデル開発向けモーターの共同開発で合意したと発表した。
AIR社は2018年にイスラエルで設立されたeVTOL開発・製造企業。開発中のAIR ONEはすでに1,000台以上の予約を獲得しており、機体認証取得後、初期受注分を納入する予定。今後AIR社およびニデックの子会社、ニデック・エアロスペースの両社は中型eVTOL専用のモータを設計・開発し、現在急成長中の次世代モビリティ業界で、まだどの企業も参入していない分野の開拓を目指す。
京阪HD 中之島線の延伸計画 最終判断は26年10月以降
筑波大 難治性の脳のがんに世界初の独自治療法 治験開始
ルネサス AIアクセラレータと組み込みプロセッサ技術開発
24年度賃上げ「実施する」過去最高の85.9% 最多は3%
東京商工リサーチのまとめによると、2024年度の春闘で賃上げを「実施する」と回答した企業は定期的な調査を開始した2016年度以降で最高の「85.6%」に達した。ただ、規模別の実施率では大企業(93.1%)と中小企業(84.9%)で8.2ポイントの差があり、賃上げを捻出する体力や収益力の差で二極化が拡大している。
賃上げ実施率ではどうか?連合が2024年度春闘の方針として掲げる「5%以上」の賃上げは、賃上げ実施予定企業のうち達成見込みが「25.9%」にとどまり、前年度から10ポイント以上の大幅な低下となった。賃上げ率の中央値は「3%」だ。
2024年2月1〜8日、インターネットによるアンケート調査を実施。有効回答4,527社を集計・分析した。