SBロボ ChatGPT搭載の介護用Pepper向け会話アプリ

ソフトバンクロボティクス(本社:東京都港区)は2月13日、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の介護向けモデルを対象とした会話アプリをリリースしたと発表した。生成AIのChatGPTを搭載し、自然な会話体験を提供する。同アプリは「Pepper for Care」契約する新規・既存の介護施設に提供される。

日精樹脂 中国浙江省の射出成形機の新工場が稼働開始

日精樹脂工業(本社:長野県埴科郡)は2月13日、グローバル生産体制強化の一環として、中国浙江省海塩県でかねてより建設中だった射出成形機の新工場が2023年12月に竣工、2024年1月より稼働開始したと発表した。中国新工場を運営するのは日精塑料机械(海塩)有限公司。資本金は27億円で日精樹脂工業が全額出資。敷地面積3万3,226㎡、建屋面積1万4,027㎡。同工場における生産能力は当面月間15台を予定。
同社は射出成形機のグローバルサプライヤーとして日本、中国、タイ、米国、イタリアの世界5極による生産体制を構築している。

ダイハツ井上新社長 再生へ「まず社員と直接会話する」

ダイハツ工業の3月1日付の新たな経営体制が2月13日発表された。親会社のトヨタ自動車の佐藤恒治社長と、ダイハツの新社長に就く中南米本部長の井上雅宏氏が同日会見した。
井上氏は「就任後に最初に取り組みたいのは社員と直接会話することだ。販売の第一線の人たちとコミュニケーションを取り、新しいダイハツの再生を進めたい」と語った。そのため「ワンチームで改革を進めたい」とし、新たに就任する桑田正規副社長、柳景子取締役、留任する星加宏昌副社長とともに「一丸となってダイハツを再生することがミッションだ。3月1日からフルスピードで走っていく」と明言した。
佐藤氏は予想されたトヨタとの経営一体化について、「不正が発覚した当初はトヨタへの一体化も含めて検討した」。ただ、ダイハツの従業員や地域の声を聞いたところ、応援や叱咤激励の声が多かったという。そのため、海外ではダイハツの負荷を考慮しつつ、「引き続き軽自動車を軸とした事業領域の役割を任せる結論になった」とした。

十倉経団連会長 夫婦別姓「一丁目一番地」導入に賛成

経団連の十倉雅和会長は2月13日、選択的夫婦別姓制度の導入について「私自身はやるべきだと思っている。女性の働き方などをサポートするため、一丁目一番地としてやってほしい」と語った。経団連会長が同制度の導入に賛意を示したのは初めて。経団連は2024年度前半に選択的夫婦別姓制度に関する提言を作成し、政府に提出する予定。

大正製薬HD 4月に上場廃止へ オーナー家のTOB成立

大正製薬ホールディングス(HD)は2月13日、3月の臨時株主総会を経て4月9日に上場廃止になる見通しだと発表した。オーナー家の上原茂副社長が代表を務める会社が実施していたTOB(株式公開買い付け)が1月に成立していた。大正製薬HDは今後、上原茂氏が社長に昇格する予定。

サッカー男子 南米予選でブラジル敗退 パリ五輪出場逃す

サッカー男子のパリ五輪南米予選は2月11日、ベネズエラ・カラカスで行われ、アルゼンチンがブラジルを1−0で破り、五輪出場権を獲得した。五輪で2連覇中だったブラジルは、上位2チームに入れず出場を逃した。ブラジルが五輪本大会に出場しないのは2004年アテネ五輪以来。

太陽光パネルなど再利用促す 国がリサイクルを一括認可へ

使用済み太陽光パネルからレアメタル(希少金属)やガラスを取り出す次世代リサイクル事業について、環境省は廃棄物処理業の認可を自治体ごとではなく、一括で認可し事業者が全国展開しやすく支援する方針を固めた。廃棄物処理法に特例を設ける新法を今国会に提出する。現行法では処理業者は事業をする自治体ごとに認可を得る必要がある。

タイ政府 タクシン元首相の近く仮釈放を発表 服役せず

タイ政府は2月13日、タクシン元首相が近く仮釈放されると発表した。タウィー法相が同日、近く仮釈放される対象者930人の中にタクシン氏が含まれていることを明らかにしたもの。タクシン氏は禁錮1年の実刑が確定しているが、2023年に帰国して以来、首都バンコクで入院生活を続けており、一度も刑務所に入らず釈放されることになる。

ダイハツ 3/1付で経営刷新 新社長にトヨタの井上雅宏氏

トヨタ自動車の佐藤恒治社長は2月13日、子会社のダイハツ工業(本社:大阪府池田市)の奥平総一郎、松林淳会長が3月1日付で退任し、親会社のトヨタ自動車の中南米本部長の井上雅宏氏が3月1日付で社長に就任すると発表した。ダイハツは経営体制を刷新、新生、井上氏のもとで、不正を再発させない組織風土の確立および社会からの信頼回復を目指す。ダイハツは今後、国内の軽自動車に限定、これまで推進してきた海外事業の企画、開発はトヨタ自動車の受託を担う。

日野自 ライン再稼働 豊田自動織機不正で停止の羽村工場

日野自動車は2月12日、羽村工場(所在地:東京都羽村市)で停止中の生産ラインを13日朝から再稼働することを明らかにした。同ラインでは自社製のほか、エンジン認証不正問題が発覚した豊田自動織機のエンジンを使いトラックを生産していることから、1月29日から生産を停止していた。