大阪府 公立70高校で定員割れ, 私立専願者が初の3割超え

大阪府で4月から高校授業料が段階的に無償化されることを受け、受験生の公立離れが加速している。大阪府内で今年、私立高校を第1志望とする専願者は31.64%となり、過去20年で初めて3割を超えた。一方、公立高校志願者は現行の入試制度が始まった2016(平成28)年度以降最少となり、その結果、府内公立高校の半数近い70校が定員割れとなる事態に陥った。高校の授業料無償化が生み出した劇的な、そして教育界にとってショッキングな変化だ。