コロナ新変異株「EG.5」感染広まる 1週間に10万人余 5類後最多に

新型コロナウイルスの感染力が強いとされる、新たな変異株「EG.5」、通称「エリス」の感染が広まっている。8月28日から9月3日までの1週間に報告された感染者数は、全国で10万1,289人に上っている。医療機関1カ所あたりの平均は20.50人で、5月8日に「5類」に引き下げられて以降、最も多くなっている。
世界保健機関(WHO)は8月、このEG.5を注目すべき変異株に指定し、警戒を呼びかけている。

近畿 令和4年度の国税滞納6.7%減の1,019億円 3年ぶり減少

大阪国税局によると、近畿2府4県の令和4年度の国税滞納額は、前年度比72億円(6.7%)減の1,019億円だった。滞納額が減少するのは3年ぶり。
昨年度新たに滞納された税金はおよそ960億円で内訳をみると、消費税が最も多く529億円、次いで申告所得税221億円、法人税102億円だった。

大阪・関西万博 政府パビリオン「日本館」起工式 25年2月末完成

2025年大阪・関西万博で政府が出展するパビリオン「日本館」の起工式が9月11日、会場の大阪・夢洲で行われた。日本館は地上3階建てで、延床面積は1万1,300㎡。開催国として様々な情報を発信する拠点となるほか、各国の要人をもてなす場としても活用される予定。起工式には関係者が鍬入れして、工事の安全を祈願した。経済産業省から中谷真一副大臣が出席し、挨拶した。
日本館は一般競争入札では成立せず、国は随意契約に切り替え、大手ゼネコンとの間で76億円余で契約している。このため着工は当初の予定から3カ月程度遅れたが、完成は予定通り、2025年2月末の見込み。

金融庁 損保ジャパンとビッグモーターへ 9/19立ち入り検査

鈴木俊一金融担当相は9月12日、中古車販売大手ビッグモーター(本社:東京都港区)の保険金不正請求問題で、19日に同社と損害保険ジャパンへの立ち入り検査を始めると明らかにした。この立ち入り検査を通じて、ビッグモーターの不正発覚後、損害保険ジャパンだけが同社への顧客紹介を再開した経緯などについて、保険契約者保護で問題が見つかれば「法令に基づいて厳正に対処する」と語った。

モロッコ地震 死者2,800人超え 山岳地周辺で30万人?に影響

北アフリカのモロッコ中部で9月8日深夜(日本時間9日朝)発生したマグニチュード(M)6.8の地震で、同国内務省は11日、死者が2,681人、負傷者が2,501人に上ったと発表した。その後も犠牲者は増え続け、複数のメディアによると死者は2,800人を超えたと伝えている。
被害はモロッコ全土に広がっているが、最も激しい被害を受けたのは山岳地帯。ただ、現状では被害の全容は不明で、犠牲者はさらに増える可能性がある。大きな被災地の一つ、中部ハウズ県などは山間部に位置し、道路が塞がれている場所もあり、軍や救助隊のによる活動は難航している。
国際人道問題調整室(OCHA)は、同国中部マラケシュ周辺で30万人以上が影響を受けたとみられるとしている。

濱口竜介監督作品『悪は存在しない』に銀獅子賞 ベネチア映画祭

イタリアで開催されていた世界三大映画祭の一つ、第80回ベネチア国際映画祭の授賞式が9月9日夜(日本時間10日未明)行われ、濱口竜介監督の『悪は存在しない』が銀獅子賞(審査員大賞)に選ばれた。同賞は最高賞・金獅子賞に次ぐ賞。濱口監督はカンヌとベルリンの両国際映画祭に加え、米アカデミー賞でも部門賞の受賞歴がある。
ベネチア国際映画祭での日本作品の受賞は、2020年に『スパイの妻』で黒沢清監督が銀獅子賞(監督賞)に輝いて以来、3年ぶり。

大阪府・兵庫県 万博で運用の空飛ぶクルマ,顧客誘致などで連携

2025年大阪・関西万博での活用に向け、大阪府と兵庫県は連携して「空飛ぶクルマ」の実証実験を支援することや、大阪湾の海上交通を発展させ観光客のさらなる誘致を目指すことを確認した。
両府県は産業・観光分野で連携を強化するため「兵庫・大阪連携会議」を設置。9月8日、大阪府吹田市で3回目の会合を開いた。会議では空飛ぶクルマの商用運航に向けて、補助金を支給し実証実験を支援することや、大阪湾の海上交通を発展させ、両府県を周遊する観光コースを開発し、観光客の誘致拡大を図ることを確認している。

イタリア「一帯一路」離脱 メローニ首相, 中国・李強首相に意向

イタリアのメローニ首相と中国の李強首相は9月9日、訪問先のインドで会談した。メローニ氏は李強氏に、非公式に中国の広域経済圏構想「一帯一路」から離脱する意向を伝えた。イタリアメディアの報道を踏まえ、ロイター通信が報じた。イタリアは主要7カ国(G7)で唯一、一帯一路に協力する覚書を交わしていたが、「恩恵が少ない」としてイタリア国内で離脱論が強まっていた。

野球U18W杯 日本が初V 台湾に逆転勝ち MVPに横浜の緒方

野球のU−18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は9月10日、台湾・台北市で決勝戦が行われ、日本は台湾に2−1で逆転勝ちし、初優勝した。前身大会を含めて日本は10度目の出場で念願の頂点に立った。大会通算打率5割4分2厘の好打率をマークした緒方(神奈川・横浜)が最優秀選手(MVP)に選ばれた。3位決定戦で韓国が前回優勝の米国に4−0で快勝した。

日本 チリに41−12で快勝「勝ち点5」獲得の好発進 ラグビーW杯

ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は9月10日、日本代表(世界ランキング14位)が1次リーグD組初戦で、W杯初出場のチリ(同22位)と対戦。日本は6トライを奪い、42−12で勝った。この結果、4トライ以上の試合で与えられるボーナスポイントを加えて勝ち点5を獲得し、好発進した。
W杯の勝ち点は勝利が4ポイント、引き分けが2ポイント、負けが〇ポイント。これに加えトライ数が4以上の場合、勝ち負けに関わらず、さらに1ポイント加算される。負けても7点差以内なら1ポイント与えられる。
決勝トーナメントは全20チームの4(A・B・C・D組)グループ内で勝ち点の多い上位2チーム(計8チーム)が準々決勝に進出する。