5組がリレー,騎馬戦などで熱戦 ジャカルタ日本人学校体育祭

5組がリレー,騎馬戦などで熱戦 ジャカルタ日本人学校体育祭
 ジャカルタ日本人学校は6月15日、第44回体育祭を開催した。今年のスローガンは「5つの光を輝かせ!~響き合え みんなの光をひとつにして~」。降雨による20分の中断をものともせず、小・中学部の児童・生徒が赤・青・黄・緑・白の5組に分かれて、得点を競った。学年ごとの徒競走やリレー種目を中心に、玉入れや玉転がし、騎馬戦などに熱戦を繰り広げた。近隣の地元小・中学校から児童・生徒60人余りを招いて「交流玉入れ」も行われた。黄組が優勝、連覇を果たした。2位青組、3位白組、4位赤組、5位緑組だった。

日本財団寄贈の設標船「ジャダヤ号」が定期点検終え帰港

日本財団寄贈の設標船「ジャダヤ号」が定期点検終え帰港
 マラッカ海峡の安全確認のため、日本財団が10年前、インドネシア政府に寄贈して以降、航路標識の点検を続けている設標船「ジャダヤ号」が6月10日、半年ごとに行う約3週間の定期点検作業を終え、母港のビンタン島タンジュンピナン(リアウ諸島州)に帰港した。マラッカ海峡は、日本向け石油タンカーの8割が通る日本のいわば”生命線”。ジャダヤ号は財団が建造費8億5000万円を全額助成し、2003年に運輸省海運総局に引き渡した

乾期に全国各地で豪雨の異常気象 農・漁業、物流に影響

乾期に全国各地で豪雨の異常気象 農・漁業、物流に影響
 乾期のインドネシアで今、首都圏をはじめ全国各地で洪水、高波注意報が出される、強風を伴う豪雨などの悪天候が続き、農業や漁業、物流などに悪影響が出ている。気象地理物理庁(BMKG)は、例年3~10月の乾期にもかかわらず、雨天が続く異常気象との見解を示し、7~8月まで例年の乾期より雨量の多い不安定な天候が続くと予測している。
 BMKGによると、ジャカルタなど首都圏、西ジャワ州、東ジャワ州、東西ヌサトゥンガラ州など広い地域で5月に前年同月比で150~200%以上の雨量を記録している。また、スマトラ島とジャワ島をつなぐ物流ルート、バカウヘニ港(ランプン州)~メラック港(バンテン州)間のスンダ海峡では3~4㍍の高波に見舞われ、生鮮、日用品の入・出荷に影響が出ている。
 東ジャカルタのクラマットジャティ中央青果市場では赤トウガラシ、タマネギ、ジェンコル(ジリンマメ)などの農作物の価格が上昇。赤トウガラシはこの2週間で1㌔当たり1万4000ルピアから2万5000ルピアへ跳ね上がっている。世界第2位の天然ゴムの生産量への影響も懸念されている。インドネシアゴム生産者協会(ガプキンド)は、不安定な天候で生産量が減少し、今年は前年比6.6%(20万㌧)減の280万㌧になると予測。当初の前年比2.4%増の300万㌧の目標から下方修正を迫られるとの見通しを示している。

ジャカルタ特別州が3位に後退 自治体ガバナンス調査

ジャカルタ特別州が3位に後退 自治体ガバナンス調査
 インドネシアの2012年の全国33州のガバナンス調査で、ジャカルタ特別州が08年調査の首位から3位に順位を下げた。これはNPOのパートナーシップ・フォー・ガバナンス・リフォームが6月13日発表したもの。10点満点で、1位はジョクジャカルタ特別州の6.8ポイント、2位が東ジャワ州、6.42ポイント、そして3位がジャカルタ特別州の6.33ポイントだった。ジャカルタ特別州について、市民社会の公正さが比較的他地方よりは確保されており、経済でも効率性が他地域より進んでいるが、いぜん不十分だと指摘している。

福祉正義党が一転賛成 来週にも燃料値上げ断行へ

福祉正義党が一転賛成  来週にも燃料値上げ断行へ
 インドネシア政界で連立与党の一角を占めながら、燃料値上げに反対していた国会第4党の福祉正義党(PKS)は6月13日、再び賛成に転じた。これにより値上げの前提となる補正予算案について、国会は6月17日の審議終了を目指す方針で、政府は可決され次第、値上げ断行を予定。紆余曲折を極めた燃料値上げは来週にも決着がつきそうだ。
 ただ、土壇場で一転、PKSが賛成に回り、収束する見通しとなったものの、この間の政府与党内の不協和音が内部に残っているのは否めない。

 

アチェ州で武装グループによる英国人男性誘拐事件

アチェ州で武装グループによる英国人男性誘拐事件
 地元メディアによると、アチェ州東アチェ県で6月11日、武装グループによる身代金目的の英国人男性誘拐事件があった。誘拐されたのはインドネシア石油大手メドコ関連会社の下請けで働く男性(61)で、この男性は勤務先の掘削現場から車で帰宅途中、小銃を持った4人に連行された。しかし13日、同県内のパームオイル農園を1人で歩いているところを発見され、無事が確認された。同県警によると、電話で家族に身代金50億ルピアを要求する犯行グループに対して、県警は男性救出には国軍への協力要請も辞さないとの強硬姿勢を伝えていたという。

スラバヤで15歳の女子中学生が売春を斡旋 携帯電話駆使

スラバヤで15歳の女子中学生が売春を斡旋 携帯電話駆使
 東ジャワ州スラバヤ市警は6月8日、同級生や姉などの少女約10人の売春を6カ月間にわたり斡旋していたとして、女子中学生(15)を市内のホテルで逮捕した。携帯電話を駆使し、また路上でも勧誘するなど、大胆かつショッキングな中学生の売春斡旋方法に対する反響が広がっている。
 警察の調べによると、同容疑者は1週間に3~4回にわたって男性客から注文を受けていた。1回の受取額50万~150万ルピアのうち、25万ルピアが同容疑者の取り分で、月に計約400万ルピアの収入を得ていたという。

インドネシア勢は順位下げる アジアの大学ランキング

インドネシア勢は順位下げる アジアの大学ランキング
 英国の大学評価専門機関クアクアレリ・シモンズ(QS)が6月11日発表したアジアの大学ランキングによると、インドネシアの大学は軒並み順位を下げた。インドネシア大(UI)は昨年から5ランク下がり64位、バンドン工科大(ITB)は113位から129位へ、ガジャマダ大(UGM)は118位から133位へアイルランガ大は125位から145位へそれぞれ順位を落とした。
 1位は香港科技大、2位はシンガポール国立大。東京大は9位、京都大は10位だった。上位は中国、韓国、日本の大学が独占した。東南アジアで、シンガポール以外ではマレーシアのマラヤ大学の33位が最高だった。
 QSは、インドネシアの大学は財政的問題などから、韓国やシンガポールなどの大学に追い付くために苦労していると指摘している。また、世界のトップ大学200校のうち、アジアの大学が17%を占め、急速に力をつけているとしている。

新高速道建設は2014年初めから 予算は総額430億円

新高速道建設は2014年初めから  予算は総額430億円
 地元メディアによると、国営高速道路管理マルガ・クンチラン・チェンカレン(MKC)社のヘンドロ・アトモジョ社長は6月8日、ジャカルタ西部第2外環道(JORR2)のクンチラン~チェンカレン区間(総延長14.2㌔)の工事が、2014年初めにも開始されるとの見通しを明らかにした。すでに建設予定区間の土地収用を始めており、2015年の開通を目指す。
 同社長は6月4日から土地収用を開始、計2831平方㍍の土地を保有する16人の地主に55億ルピア(約5400万円)を支払ったと語っている。MKCは現在交渉している土地に加えて建設する道路と二つの高速道路を結ぶインターチェンジに必要な133㌶の土地も取得する予定。クンチラン~チェンカレン間の高速道路建設の予算は、土地収用に1兆9000億ルピア、建設に2兆5000億ルピアの4兆4000億ルピア(約430億円)。

貧困層補償給付を社会保険カードで管理 対象1500万世帯

貧困層補償給付を社会保険カードで管理 対象1500万世帯
 政府は6月10日、燃料値上げに伴う貧困層補償の給付を社会保険カード(KPS)で管理する考えを示した。アグン・ラクソノ福祉担当調整相によると、KPSを取得した貧困層は、コメ助成、世帯補助金、現金給付、奨学金の給付を受けられるしくみ。月内にKPSで1500万世帯に配布する予定だ。同調整相は6月10日、東ジャカルタ・デュレンサウィットでKPSの配布を視察。国営郵便ポス・インドネシアが配布を担当する。