岸田首相は1月14日、視察先の石川県庁で能登半島地震の復旧・復興のため、月内に2023年度予備費から1,000億円を上回る規模を追加支出することを明らかにした。岸田氏は「被災者の生活となりわいの再建に取り組むための施策を順次実行に移す」と語った。
震災対応として①インフラや電気、水道などライフラインの復旧②仮設住宅の確保③災害廃棄物の処理④中小企業や農林水産業、観光業などの再建ーをあげt
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ビジネスケアラー 2030年に318万人 経済損失9兆円
国の推計によると、働きながら家族の介護を担うビジネスケアラーは2030年に318万人に上るとみられる。そして、これに伴う労働生産性の低下や離職による経済損失は9兆円を上回る。
今後、介護の主な担い手となるのは働き盛りの40代・50代。仕事と介護を両立しようとしたとき、どのような課題に直面するのか?この具体的な支援策の有無で、経済損失はさらに膨らんでしまいかねない。
現行の介護保険制度の限界、介護休業(通算93日)、介護休暇(年5日)、労働時間短縮など各企業における運用で事情の差は出てくるが、要介護者を抱えるビジネスケアラーを支援し、元気づけるものとは程遠いのが現実。少子高齢化社会・人口減少社会に直面する日本の”待ったなし”の、しかも重たい中長期的に取り組まねばならない課題だ。